"はっぴいえんど"も"サディスティック・ミカ・バンド"も存在していなかった日本のロック黎明期に、高校生だった鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)らで結成された伝説のバンド"SKYE(スカイ)"。ここに「ティン・パン・アレイ」以降、日本のロック/ポップスシーンをプロデューサーとしてプレイヤーとして編曲家として牽引し続けてきた松任谷正隆(key)が加入し結成された大型新人バンド「SKYE」。そして知性的でありながら、ときに狂気的な演技で、圧倒的な存在感を放ち続ける俳優、佐野史郎(vo)。ルーツミュージックから現代音楽まで、あらゆる音楽に影響を受けた、佐野のソングライター&ギタリストとしての味は独特で、音楽が音楽として独立しているというわけではなく、映画やあらゆる表現と密接に結びついたロックンロールを奏でている。今作はSKYEの音楽を長年愛し続けてきた佐野史郎がとSKYEメンバーともにもに完成させた珠玉の一枚となっている。 (C)RS
JMD(2023/05/20)
日本のロックレジェンド<鈴木 茂 小原 礼 林 立夫 松任谷 正隆>大型新人バンド「SKYE」(スカイ)。SKYE presents 佐野史郎 スペシャルバンドが生み出す傑作!
「はっぴいえんど」も「サディスティック・ミカ・バンド」も存在していなかった日本のロック黎明期に、高校生だった鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)らで結成された伝説のバンド「SKYE(スカイ)」。ここに「ティン・パン・アレイ」以降、日本のロック/ポップスシーンをプロデューサーとしてプレイヤーとして編曲家として牽引し続けてきた松任谷正隆(key)が加入し結成された大型新人バンド「SKYE」。
そして知性的でありながら、ときに狂気的な演技で、圧倒的な存在感を放ち続ける俳優、佐野史郎(vo)。
ルーツミュージックから現代音楽まで、あらゆる音楽に影響を受けた、佐野のソングライター&ギタリストとしての味は独特で、音楽が音楽として独立しているというわけではなく、映画やあらゆる表現と密接に結びついたロックンロールを奏でている。
今作はSKYEの音楽を長年愛し続けてきた佐野史郎がとSKYEメンバーともにもに完成させた珠玉の一枚となっている。
発売・販売元 提供資料(2023/05/18)
2019年以来となる、鈴木茂、小原礼、林立夫、松任谷正隆によるSKYEと佐野史郎のコラボレーション第2弾。前作は大瀧詠一や加藤和彦への思慕が滲んだロックンロール作品だったが、今回はメロウで温かみのあるソウル・アルバムといった趣向。佐野が手掛ける詞曲ははっぴいえんどの影響が色濃く、60~70sへの郷愁をモチーフにしつつ、そこから現代を透かして見ることで立ち現れる無常観が妙味だ。実直な歌唱には独特の風情があり、それをバックアップする演奏は、あくまでも簡素でいて円熟味を極めた、まさに名人のなせる技。豊かでタイムレスな音楽体験が約束された一作だ。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.475(2023年6月25日発行号)掲載)