フランス・クラブミュージックを築いたレジェンド、ロラン・ガルニエのニューアルバム「33 TOURS ET PUIS S'EN VONT」。
2015年以来となる待望のソロアルバムは、キャリア史上最もダンスフロアにフォーカスした作品!!90年代初頭からフランスは元より世界的なDJとしての評価を受けてきたレジェンドであるロラン・ガルニエ。マッドチェスターを生み出したハシエンダのDJとしてキャリアをスタートし、UKのアシッドハウス・カルチャーを現場で直接体験。フロアヒットした"Crispy Bacon"や"The Man With The Red Face"を筆頭に数多くの名曲を残してきたベテランによる朽ちることなき情熱は本作にも大きく現れている。"Liebe GruBe Aus Cucuron"や"Granulator Bordelum"など、タフな世界ツアーと各地のクラブやフェスで培ってきた経験が見事に圧縮された最高のクラブトラックスたち。"In Your Phase"では、ヒップホップを鳴らしており、既にフロアでもダンサーたちに焼き付いており、スーサイドの故アラン・ヴェガのヴォーカルをフィーチャーした"Saturn Drive Triplex"ではパンクを、ダウンテンポな"...et puis s'en Va!"やドラム&ベース"Sado Miso"まで、ガルニエのプレイを知るものならばおなじみの幅広いジャンルの楽曲も収めている。
3LP:ゲートホールド、インナースリーヴ+60x60cm 2面ポスター。
発売・販売元 提供資料(2023/04/14)
フレンチ・タッチ前夜からフランスのダンス・ミュージック界を率いてきたレジェンドによる8年ぶりとなるソロ・アルバム。これまでに残してきた数々のビッグ・アンセムと並ぶトラックを多数搭載。じわじわとビルドアップしていくオープニングの"Tales From The Real World"、小気味の良いフランス語ラップが煽りまくる"In Your Phase"、骨太なベースとブリーピーなウワモノが緊張感を高める"Raviens la Nuit"などなどなど、溜めに溜めてからドカンといく〈ガルニエ節〉がアルバム全編の至るところで炸裂。後半の"Sado Miso"ではドラムンベースも披露するなど、ヴェテランは健在です。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.475(2023年6月25日発行号)掲載)