ロンドンを拠点に活動する女性シンガーソングライターのアンバー・べインによるプロジェクト、ザ・ジャパニーズ・ハウスが4年振りとなる新アルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2023/04/21)
Dirty Hit所属のシンガー・ソングライター、ザ・ジャパニーズ・ハウスが4年振りのアルバムをリリース!!ロンドンを拠点に活動する女性シンガーソングライターのアンバー・べインによるプロジェクト、ザ・ジャパニーズ・ハウスが4年振りとなる新アルバムをリリースする。
The 1975やリナ・サワヤマ、ビーバドゥービー、ペール・ウェーヴス等が所属するインディ・レーベル、Dirty Hitに所属するザ・ジャパニーズ・ハウスは、2015年から音楽をリリースし始め、2019年にデビュー・アルバム『Good At Falling』を発表し絶賛を受けた。新アルバムからの先行シングル「Boyhood」では、アンバー・ベインの声がエレクトロニックなビートと穏やかなギター・ピッキング上を浮遊している。ジェンダーとセクシャリティの複雑さへの賛歌である「Boyhood」は、トラウマがいかに人の逃れられない一部となっているかを歌っている。
アルバムからの先行シングル「Boyhood」についてアンバーは「親友のケイティと私が未だ若くて恋をしていた頃、彼女が飼っていた馬に乗って、ゲイであることや恋をしていることから生じるすべての問題から逃れ、遠くへ旅立つことを夢見ていました。この曲は、どんなに頑張っても、人生の初期に自分に起こったことや足かせになったことの産物であることを避けられないことがあるということを歌っています。でも、それだけではなく、もっと重要なのは、そうしたことを克服するための希望についても歌っています。そして、今の私たちを見てみてください。逃避するのではなく、何かに立ち向かっているんです」とコメント。新アルバムではアンバーの弱さと内なる感情をそのまま表現し、ゴージャスなポップミュージックへと昇華している。
発売・販売元 提供資料(2023/04/20)
イングランドのシンガー・ソングライターが発表したニュー・アルバムは、シンプルな音像が特徴だ。過去作で見られたような過剰なリヴァーブは後退し、歌声とメロディーを前面に出した飾り気のないプロダクションが印象的。カリブーや初期のフォー・テットに通じるフォークトロニカな音をバックに、率直な言葉を描いていくアンバーの姿は神々しい。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)