| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年04月05日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 白水社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784560093412 |
| ページ数 | 336P |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
まえがき ハワード・ゴットフリード
はじめに バーナード・ゴットフリード
訳者まえがき 柴田元幸
テーブル泥棒
サーカスが町にやってくる
吃る人
音楽の先生
結婚写真
バイオリン
デビュー
万年筆
Gさん
マーシャ
祝祭日の鶏
アレクサンドラ
クルト
ヘルムート・ライナー
最後の朝
アントンが飛ばした鳩
罪の意識
三つの卵
死刑執行
兄の友人
ハンス・ビュルガー#15252
最後の収容所
リンツの出会い
再会
インゲ
ついにアメリカへ
昔の友だち
少年時代の足跡をたどって
雨の夜に
記憶について
訳者あとがき 広岡杏子
ポーランドでの平穏な子供時代から死と隣り合わせのナチス支配下の日々、悲喜交々の戦後を、写真家の精緻な目で綴る記録文学の傑作。
オリバー・サックス、P・レーヴィほか絶賛
ナチス支配を生き延びた写真家の真実の物語
ポーランドでの平穏な子供時代から、死と隣り合わせのナチス支配下の日々、悲喜こもごもの戦後までを描く短篇集。
第二次世界大戦が始まり、ナチスドイツ支配が強まる中で、ユダヤ人として六つの強制収容所を生き抜き、戦後は写真家として活躍した著者は、本書でユダヤ人と同じくらい、非ユダヤ人とホロコーストの関係に光をあてる。ホロコーストがテーマではあるが、その中で描かれる人間模様は色彩豊かで、軽やかな人間への希望に貫かれている。
「過酷な状況が日々続く中で人間としてのまっとうさを失わずに生き抜いたことを淡々と――だが状況の中に物語を見てとる才覚は遺憾なく発揮して――書いている著者に深い敬意を抱いた」(柴田元幸「訳者まえがき」より)をはじめ、「驚くべき、重要な、きわめて素晴らしい珠玉の物語」(オリヴァー・サックス)、「考えさせられる本を書いてくれてありがとう」(プリーモ・レーヴィ)、「記憶をめぐる文学の重要な一冊」(エリ・ヴィーゼル)など高い評価を受け、PEN/マーサ・アルブランド賞(ノンフィクション部門)、クリストファー賞受賞の栄誉に輝いている。

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