海外レーベルからの再リリースが続く、90年代ジャパニーズ・テクノレーベル<TRANSONIC RECORDS>のタイトルの中でも、最もリリースオファーが多い、PALOMATIC唯一のアルバムに、ボーナストラックを追加収録し、2枚組デラックス・エディションで待望のリイシューが決定。 (C)RS
JMD(2023/04/18)
海外レーベルからの再リリースが続く、90年代ジャパニーズ・テクノレーベルTRANSONIC RECORDSのタイトルの中でも、最もリリースオファーが多い、PALOMATIC唯一のアルバムに、ボーナストラックを追加収録し、2枚組デラックス・エディションで待望のリイシューが決定。
ここ数年、海外で起きている90年代の日本のテクノトラックの再評価の中で、注目されているExT Recordingsの前身でもあるテクノレーベルTRANSONIC RECORDS。海外のレーベルからのリリースオファーが絶える事がなく、その中でも結成当初の電気グルーヴのメンバーで、日本最初期のテクノハウス・ユニット、TAKAHASHI TEKTRONIXとして活動していた、KOJI TAKAHASHIのソロユニットPALOMATIC唯一のアルバム「TRILL」は、最もリリースオファーが多く争奪戦の上、2023年春にオランダのレーベルRings of Neptuneより、アナログ盤のリリースが決定しました。それに合わせて、国内ではボーナストラックを追加収録し、最新リマスタリングを施して再リリースします。1995年にリリースされた本作ですが、先鋭的な音楽性の高さにより、ミニマルテクノ一辺倒だった当時の国内テクノシーンでは、一部でしか評価されませんでしたが、昨今の日本の80年代の環境音楽~90年代のテクノトラック再評価の中で、注目されるようになりました。テクノのビートフォームの上に展開される繊細で美しいメロディ、コード、アコースティックギターなどのサンプリングによるメロウなトラックは、まさに今の時代にジャストなサウンドです。この早過ぎた傑作が、満を持して待望のリイシューとなります。
発売・販売元 提供資料(2023/03/29)
日本テクノ黎明期の重要な作品がデラックス・エディションでリイシュー! 電気グルーヴの初期メンバーであり、90年代初頭にTAKAHASHI TEKTRONIXでも活動していたKOJI TAKAHASHIのソロ・ユニットがPALOMATICで、こちらはもともと95年にリリースされた同名義で唯一のアルバムとなります。アンビエント、ダウンテンポを主軸にした音作りは、ミニマル隆盛な当時は評価されにくかったものの、ニューエイジや環境音楽などが普通に親しまれるようになった現代においては実にしっくり。アコギのサンプリングやメロウでチルなコード感を備えた聴き心地はとても良好です。ボートラにも注目!
bounce (C)亜蘭済士
タワーレコード(vol.474(2023年5月25日発行号)掲載)