のパンデミックの経験が強く影響しています。パンデミックによって大きく変化した音楽に対するアプローチ。彼自身のパーソナルな経験を切り取った日記のような1stアルバムとは明らかに異なり、より広い視点でストーリーテリングと問いかけを行なっています。
1stアルバムとは異なり、ほぼすべてをPhumひとりでじっくりと時間をかけて作り上げた本作は、音楽的にはファンクやソウルとインディー・ロックのハイブリッドだったこれまでの楽曲に比べると、持ち前のポップネスに加え、豊富なアレンジとアイデアによって、段違いの深みをたたえた作品に仕上がっています。また意図的にタイの伝統的な楽器を使用したり、タイ音楽の要素を取り入れたり、アートワークにもさまざまなタイのイメージを取り込んだりと、彼なりのタイらしさ、タイ人らしさを追求する様は、「タイで最初のインディー・ポップ・スター」(米「ROLLING STONE」誌)としての矜持のようなものすら感じさせます。
2018年の最初の来日ツアーで出会ってから交流を深めてきた日本人トラックメイカー/MPCプレイヤーSTUTSとの共作「Kiko's Letter」と、Jay-ZのRoc Nationからのリリースで知られるタイ・アメリカンのシンガー・ソングライターHugoとの共作「Tail End」のほか、先行シングル「Temple Fair」「Healing House」「Welcome Change」を含む全8曲を収録。
発売・販売元 提供資料(2023/03/31)