モダンジャズの伝道師イーロ・ランタラの華麗なピアノタッチとベルリン・フィルの名手らが奏でる旋律が重なる心地よいユニゾンが美しさと神秘性、芸術の歴史に満ちた"水の都ベネチア"の風景を体現する
前作『Potsdam』からわずか一年でのリリースとなったフィンランド人ピアニスト、イーロ・ランタラの新ライブ音源が登場。
イーロ・ランタラは、1970年フィンランド・ヘルシンキ生まれのピアニスト、作曲家。シベリウス院学院のジャズ学科でピアノを学んだ。のちに1991年からの2年間は、マンハッタン音楽学校でクラシックピアノを学ぶ。2008年に解散したフィンランドのジャズユニット、トリオ・トウケアットのピアニストでもあった。
今回のプロジェクトは、ベルリン・フィルのジャズ・シリーズを多く企画するシギ・ロッホによって興され、イーロ・ランタラに作曲を依頼した事がきっかけになっている。そして、ランタラのピアノと10人の室内アンサンブルのために書き起こしたこの新作は、2023年2月1日にベルリン・フィルの第2ヴァイオリンの首席奏者、伊藤マレーネらの名手とともに、ベルリン・フィルハーモニー大ホールで初演され録音された。
水上に築かれたイタリアの都市と芸術と音楽のメトロポリス、神話と憧れの地、著名な芸術家たちが珠玉の作品を生み出している"ベネチア"。その水の都をテーマにした今作は、背景にジャズとクラシックを持つランタラのジャンルレスなスタイル、モダンに奏でる彼独自のサウンド、また、ユーモアと遊び心にあふれた一種の"芸術"を表現している。
ベネチアには、モーツァルト、プロコフィエフ、そしてランタラの偉大な同胞であるシベリウスが訪れており、今作「Venetiana」にはその偉大な音楽家を想起させる楽曲が収録され、アルバム最後の曲「Morte a Venezia」は、ベネチアで亡くなった多くの偉大な芸術家に敬意を表する葬送行進曲となっている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)