ガーナ出身でオランダを拠点に活動する若手トランペット奏者、ピーター・ソムアーの第二作目
ガーナ音楽とモダンジャズの伝統を素材に、現行コズミックジャズのセンス・技法で練り上げられたモザイク的大伽藍
ガーナ出身でオランダを拠点に活動する若手トランペット奏者、ピーター・ソムアーの第二作目がACTよりリリース。
ガーナの首都アクラで、14歳のときにトランペットを始め、ロイ・ハーグローヴ、マイルス・デイヴィスらに強く影響を受けながらも西アフリカの音楽に囲まれて育った彼の目標は、ガーナとモダンジャズのつながりを、自らの音楽で探求すること。
友人と中国に滞在し、バンドのメンバーとしてフランス、ベルギー、スペインを数年間ツアーした後、パートナーと共にオランダに渡った。ロッテルダムのコダーツ・アーツ・スクールで、コスモポリタンな6tetを結成し、デビュー作『アウター・スペース』を録音、自らのサウンドを確立した。同作はエディソン・ジャズ・アワードを受賞している。
本作では、ガーナの歴史、ジャズジャイアントの作品、ベネルクスという新しい故郷の活気ある「アフロピアン」シーンなどを反映した新しい楽曲が満載。脈打つように熱狂的な「Mission On Earth」では、マイルスの「Bitches Brew」期への紛れもない献辞と、カマシ・ワシントンなどが牽引する現行のコズミック・ジャズに連なるセンスが違和感なく調和している。この曲は、キーボーディスト兼プロデューサーのアントン・デ・ブルーインと彼のバンドとの相互作用がいかにタイトで有機的であるかを示す完璧な例となっている。
アシャンティ地方の気楽な6-8リズム(「Green Path」)、ガーナ北部の騒々しいフラ・フラ音楽とジャズの融合(「The Sky」)、20世紀初頭に西アフリカ沿岸で生まれたダンス音楽、ハイライフからの引用、ガーナのベテラン、ギェドゥ・ブレイ・アンボレイの登場(「Rein-carnation」)など、ガーナ音楽の色と特徴がギッシリと詰め込まれている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)