デビューEPが話題となったブルックリンのアート・ロック・バンド、フォイアー・レッド。ジョナサン・シェンケ(ドギー・プール、パーケイ・コーツ)のプロデュースによる『ヤーン・ジ・アワーズ・アウェイ』、カーパーク・レコードよりリリース。
Foyer Redは、甘いが鋭利な楽曲を作り、思いもよらないところへ飛び込んでいく。このグループの強力なアート・ロックは、共同探求の精神を体現しており、無限にあるように見えるアイデアの供給が、バンドのメンバー間の活発な音楽的会話の一部として蓄積され、衝突している。結果、デビュー・アルバム『Yarn the Hours Away』では、バンドの揺るぎない絆と明らかな化学反応が証明される。バンドは、シンガー/クラリネットのElana Riordan、ドラマーのMarco Ocampo、シンガー/ギタリストのMitch Myersのトリオでしてスタート。2021年にデビューEP『Zigzag Wombat』をリリースし、Pitchfork等から高く評価された。その後、EPの成功にもかかわらず、Foyer Redは5人組として再出発。シンガー/ギタリストのKristina MooreとベーシストのEric Jasoを加えた。プロデューサーのJonathan Schenke(Dougie Poole、Parquet Courts)とブルックリンのスタジオ、Figure8でレコーディングされた『Yarn The Hours Away』は、Foyer Redの次のステップとして、高い評価を博したEPでの約束を果たす作品へと仕上がった。
発売・販売元 提供資料(2023/03/20)
トーキング・ヘッズを連想させながら、マス・ロック、ポスト・ハードコア、オールディーズ、ネオアコ、チェンバー・ポップと曲ごとに印象が変わるんだから、このブルックリンの男女5人組は只者ではない。空間系の音色でフリーキーなフレーズを加えるギタリストは天才か、それとも変態か!? コケティッシュな女性ヴォーカルと寝ぼけた調子の男性ヴォーカルの掛け合いも魅力的だ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.474(2023年5月25日発行号)掲載)