ショッピングカート
書籍
書籍
排除の現象学
★★★★★
★★★★★
0.0

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

開催期間:2024年8月20日(火)0:00~8月23日(金)23:59まで![※期間中のご予約・お取り寄せ・ご注文が対象 ※店舗取置・店舗予約サービス、マーケットプレイス商品は除く]
商品の情報

フォーマット

書籍

構成数

1

国内/輸入

国内

パッケージ仕様

文庫

発売日

2023年03月17日

規格品番

-

レーベル

ISBN

9784006004620

ページ数

366

商品の説明

〈かれら〉を攻撃し、かれらと異なる〈われら〉であることに安寧を求める社会に、未来はあるのか。いじめ、ホームレス殺害、障害者施設設置反対運動、宗教集団への批判、超常現象への傾斜――80年代に世間を賑わせた数々の事件から、異人が見出され生贄とされる、共同体の暴力を読み解く。時代を超えて切実に響く傑作評論。

作品の情報
メイン
著者
収録内容

構成数 | 1枚

はじめに いま、暮れなずむ黄昏の異人たち
陽だまりの老人は異人である
現代版・姥棄て伝説
少年たちが老人を襲う時
汝の隣人は汝自身である

序章 さらば、寅次郎の青春
棺桶のなかの寅次郎
寅次郎はパンツを脱がない
植物的異人としての寅次郎
寅次郎という古さびた生の様式

第一章 学校/差異なき分身たちの宴――いじめの場の構造を読む
学校に追われる子どもたち
冗談関係あるいは全員一致の暴力
教室のなかの異分子たち
抽象化または規則なきゲーム
強迫的なるものとしての学校
供犠という分身たちの宴
排除にむけたあらたな差異の発見
差異の戯れとしてのファッション

第二章 浮浪者/ドッペルゲンガー殺しの風景――横浜浮浪者襲撃事件を読む
浮浪者とはだれかという問い
市民たちの浮浪者狩り
野にある異人たちの風景
交易の不在としての浮浪者
浮浪者という禁制の鏡
境界とその侵犯者たち
かぎりなく日常化された供犠

第三章 物語/家族たちをめぐる神隠し譚――イエスの方舟事件を読む
供犠の現場としての物語
神隠し譚という内なる眼差し
神隠しをめぐるいくつかの物語
マス・メディアのなかの物語
拡散する家族たちの風景
イエスの方舟という異界
妖術師または供犠という主題
コムニタスとしての方舟

第四章 移植都市/鏡の部屋というユートピア――けやきの郷事件を読む
いま逐われる異人たち
カオスを排除した移植都市
ニュータウンという危うい日常
ユートピアとしての鏡の部屋
親密な関係世界への回帰
全員一致にあらざる供犠

第五章 分裂病/通り魔とよばれる犯罪者たち――精神鑑定という装置を読む
舗石の下の異人たち
通り魔が分裂病と出会う場所
外部としての精神分裂病
精神分裂病⇆了解不能性⇆動機なき犯罪
負の物語の産出メカニズム
物語を拒む犯罪者たち

第六章 前世/遅れてきたかぐや姫たちの夢――1/2の少女マンガを読む
ここではない、どこか
前世への旅または自殺ごっこ
ダライ・ラマの転生
定型としての転生の物語
異界と交信する彼岸の人
少女らの転生譚のはてに
たそがれのかぐや姫たち

終章 失われたヒーロー伝説
丁稚どんはどこへ行ったのか
異形のヒーローたちの黄昏
乞食と祭りの失われた都市にて
シンちゃんをめぐる風景

補章 『童夢』を読みなおす

あとがき
筑摩書房版あとがき
ちくま学芸文庫版あとがき
岩波現代文庫版あとがき
    • 1.
      [書籍]
カスタマーズボイス
    評価する:
ニュース & 記事
ポイント20倍
320pt
販売価格(税込)
¥ 1,760
販売中
お取り寄せ
発送までの目安:2日~14日
cartIcon カートに入れる

欲しい物リストに追加

コレクションに追加

サマリー/統計情報

欲しい物リスト登録者
0
(公開: 0 人)
コレクション登録者
0
(公開: 0 人)
フラゲ対象の詳細を表示するポップアップ
北海道・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・
山口県・四国・九州・沖縄県

フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。

北海道・山口県・九州・沖縄県

フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。