2019年ジュノー賞最優秀ヴォーカル・アルバム、2022年SOCANソングライティグ賞と近年も数々の受賞歴を誇る、カナダのシンガー・ソングライター/ピアニストのライラ・ビアリが、キャリア初となるスタンダード・アルバムを完成。カート・エリング、ケイティ・ジョージ、アナット・コーエン他がフィーチャリング。 (C)RS
JMD(2023/03/17)
ライラ・ビアリがファンからのリクエストを募って完成させた初のスタンダード集第1弾。カート・エリング、ケイティ・ジョージ、アナット・コーエン他がフィーチャリング。
2019年ジュノー賞最優秀ヴォーカル・アルバム、2022年SOCANソングライティグ賞と近年も数々の受賞歴を誇る、カナダのシンガー・ソングライター/ピアニストのライラ・ビアリが、キャリア初となるスタンダード・アルバムを完成。
過去のアルバムでも度々スタンダードは歌っていたが、今回はSNSでフォロワーに呼びかけ150曲以上のリクエストを募り、そこから自身でアレンジした曲をレコーディングするプロジェクト。
ライラのインティメイトなヴォーカルとピアノが曲想にはまり、ケリー・ジェファーソンのソプラノ・サックスが絶品のアクセントをつける「オータム・リーヴス(枯葉)」、コンテンポラリー・ジャズ~ラテン~グルーヴと様々に変化していく想像力に富んだアレンジとラーネル・ルイスのダイナミックなドラムが素晴らしい「マイ・フェイバリット・シングス」、キース・ジャレット・トリオの名演も名高い「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」、フランク・シナトラやビング・クロスビーも愛唱していた「ペニーズ・フロム・ヘヴン」、その他A.C.ジョビン「コルコヴァード」、ホーギー・カーマイケル「ニアネス・オブ・ユー」他まさに名曲揃い。
フィーチャリング・アーティストは現代最高峰の男性ヴォーカリストのカート・エリング、みずみずしい歌唱で一躍注目を集めているケイティ・ジョージ、多くのファンを持つカナディアン女性ヴォーカリストのエミリー・クレア・バーロウ、現代ジャズを代表するクラリネット奏者のアナット・コーエン、クロマチック・ハーモニカの名手グレゴア・マレと豪華。
メンバーはライラ・ビアリ (vo, p, arr)、ケリー・ジェファーソン (ts, ss)、ジョージ・コラー (b)、ラーネル・ルイス (ds)、ベン・ウィットマン (ds)。
発売・販売元 提供資料(2023/03/16)
ダイアナ・クラールやマイケル・ブーブレらのジャンルを超えた活躍もあり、カナダからは世界をまたにかけるヴォーカリストが数多く現れていますが、こちらのライラ・ビアリも忘れてはならない一人!3年ぶりのニュー・アルバムはタイトル通り、リクエストを募って選曲されたスタンダード・ナンバーを歌う一枚。カート・エリングや同郷のエミリー・クレア・バーロウ、ケイティ・ジョージィら豪華ゲストとのデュエット曲も収録。ライラのピアノ、アレンジも最高です。旬のドラマー、ラーネル・ルイスはライラとの10年以上前の来日公演時の動画が凄いんですが...ここでももちろん絶好調!!
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.164(2023年6月20日発行号)掲載)