1979年3月録音の作品で、ブラジルの打楽器奏者ナナ・ヴァスコンセロスの「ベリンバウをオーケストラで聴きたい」という夢を実現したのがこの『サウダーヂ』。エグベルト・ジスモンチが弦楽器の編曲を担当し、共同作曲家、サポート・ソリストとして参加したことで、この作品は実現された。指揮はシュトゥットガルト放送交響楽団で、以前ECMでキース・ジャレット、ヤン・ガルバレク、テリエ・リピダルとトランス・イディオマティック・プロジェクトを行ったムラデン・グテシャが担当している。サウダーヂ』は、世界が追いつくのを待っているような、時代を先取りした作品だ。
このレコードの再発盤は、ゲイトフォールド仕様で、歴史的な背景を示す新しいライナーノーツを追加掲載。
〈パーソネル〉
Nana Vasconcelos (berimbau, percussion, gongs, voice)
Egberto Gismonti (8-string guitar)
Members of Radio Symphony Orchestra Stuttgart,
conducted by Mladen Gutesha.
発売・販売元 提供資料(2023/03/10)
This 1979 recording is probably Afro-experimentalist Vasconcelos' finest. It presents his various facets -- berimbao playing, intricate overlain vocals, fine percussion, even gorgeous guitar -- simply and almost overwhelmingly. This is one of those performances that remind one to never let natural dogmatism get too out of hand. ~ John Storm Roberts
Rovi
オーバーダビングの悪影響が微塵も感じられない。
ECMでもこういう自然な良い音のレコードがあるんだ、という証明のようなレコード。
イイです、これ。