フォーマット |
UHQCD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年05月05日 |
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規格品番 |
UCCG-45071 |
レーベル |
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SKU |
4988031567210 |
マリア・ドゥエニャスは、2018年「ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」、2021年「ゲッティング・トゥ・カーネギー・コンクール」、2021年「ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で優勝するなど、多くの世界的コンクールで成功を収める、スペイン出身の20歳のヴァイオリニスト。2021年に若手ヴァイオリニストの登竜門とも言われる「ユーディ・メニューイン国際コンクール」で1位と聴衆賞を獲得したことで注目を集めました。以来、グスターボ・ドゥダメル率いるロサンゼルス・フィルなど、一流オーケストラのソリストとして世界を舞台に活躍しています。
ドゥエニャスは、2022年10月に名門ドイツ・グラモフォン(DG)と専属契約を締結したことを発表。今作DGのデビューアルバムとなり、指揮者マンフレート・ホーネック率いるウィーン交響楽団と共演した、ムジークフェラインでのライヴ録音を収録しています。ドゥエニャスが書き下ろしたカデンツァをフィーチャーしたベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲を中心に、クライスラー、サン=サーンス、シュポア、ヴィエニアフスキ、イザイのヴァイオリンとオーケストラのためのショーピースと、それぞれの作曲家によるベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章のカデンツァも収録しています。
ユニバーサル・ミュージック
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:39:43
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
カデンツァ:マリア・ドゥエニャス
1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ルイ・シュポーア(1784-1859)
4. アダージョ WoO 13/II(ヴァイオリンとハープのためのコンチェルタンテ 第1番 ト長調から第2楽章)
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)
5. 子守歌 作品20
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)
6. ハバネラ 作品83
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880)
7. レゲンデ 作品17
フリッツ・クライスラー(1875-1962)
8. 愛の悲しみ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章のためのカデンツァ集
9. ルイ・シュポーア
10. ウジェーヌ・イザイ
11. カミーユ・サン=サーンス
12. ヘンリク・ヴィエニャフスキ
13. フリッツ・クライスラー
【演奏】
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)
ウィーン交響楽団
指揮:マンフレート・ホーネック
【録音】
2023年1月25日~28日 ウィーン、ムジークフェライン(ライヴ録音)
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1.[UHQCD]
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2002年生まれのスペインのヴァイオリニストによるDG専属デビュー盤。日本音楽財団がストラディヴァリウス1710年製「カンポセリーチェ」を貸与するなどニュースが続く。2023年のウィーン・ライヴは骨太で凛とした美音と物凄い集中力で、自作のカデンツァを交えながらベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」を聴かせる。第1楽章は27分を超えるが、耳をとらえて離さない。ホーネック指揮ウィーン響のメリハリの効いた演奏も讃えたい。カップリングのシュポア、サン=サーンス、ヴィエニャフスキ、クライスラーの小品も含めて、技巧ではなく熱のこもった歌を大切にしていると思う。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.164(2023年6月20日発行号)掲載)