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忘れられない患者さん 名医たちが語る統合失調症とは

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フォーマット 書籍
発売日 2018年01月22日
国内/輸入 国内
出版社ライフサイエンス出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784897753645
ページ数 222
判型 46

構成数 : 1枚

序文 「はじめに(仮)」 医療編集室 3
第1章 私の診察技法、問診の秘訣とは
Case1 重ね絵のごとく…… 中井 久夫 16
Case2 患者さんまかせ 保崎秀夫 22
Case3 握手した手が、温かかった 臺 弘 28
Case4 患者さんが教えてくれた「一目置く態度」 伊勢田 堯 34
Case5 統合失調症雑感 神田橋 條治 40
Case6 あらゆる表現行為が難しく、消耗している患者たち 計見 一雄 46
Case7 統合失調症と診断されずに、転院を繰り返す患者さん 牛島 定信 52
Case8 幻聴が止まない症例を通した希有な体験 中村 純 58

第2章 思いがけない自死、患者さんを失うということ
Case9 20年間、精神科医療と闘ってこられたAさん 安西 信雄 66
Case10 「治す」とはいったい、どういうことなのか 新居 昭紀 72
Case11 青年A君の診察を通じて 加藤 進昌 78

第3章 治った! 改善した! さまざまな状況からどう回復していったのか
Case12 日内リズムに注目し、社会復帰した患者さん 融 道男 86
Case13 周囲の支えで巣立っていった患者さんたち 蜂矢 英彦 92
Case14 旅一座に入った少年 菅原 道哉 98
Case15 自衛隊の医官として診た、ある統合失調症患者の社会復帰 中田 輝夫 104
Case16 「とてつもない逸話」の数々 蟻塚 亮二 110
Case17 私のもとへ何度も戻ってきてくれたA氏 松下 昌雄 116
Case18 40年近く診てきたA氏の喜ばしい転帰 中根 允文 122
Case19 自分の中で疾患概念がガラリと変わった、ある症例 大塚 明彦 128

第4章 鑑定、難治例、診断、医療制度、悩み抜いた症例の数々
Case20 忘れられない患者さんたち、その出会いの中から 佐藤 壹三 136
Case21 精神科医になり、「初期統合失調症」を提唱するに至った症例 中安 信夫 142
Case22 「原点」を思い出させてくれた患者さんたち 伊藤 哲寛 148
Case23 苦い記憶 原田 憲一 154
Case24 患者さんから学ぶ「言語の役割」と「精神科医の仕事」 北山 修 160
Case25 忘れられない患者さん 市橋 秀夫 166
Case26 ヤスパース、クレペリン、そしてある女性患者 南光 進一郎 172
Case27 20年後、あの少年との再会 野村 総一郎 178

第5章 胸を刺した、あの言葉
Case28 一つひとつの言葉が織りなす、患者さんの人生 山本 昌知 186
Case29 或る残遺状態の患者さんとの別れ 「花を飾って欲しい」と言ったAさん 金松 直也 192
Case30 慢性期治療のあり方について教えてくれたYさん 西園 昌久 198

第6章 患者さんとともに歩んできた道
Case31 患者さんたちとともに 山崎 學 206
Case32 患者さんからいただいた感謝状 村崎 光邦 212

あとがき 医療編集室 218

  1. 1.[書籍]

精神科で人気の名医たちが赤裸々に語るインタビュー集(一部寄稿)。
診断に迷う、治療方針に悩む、これは誤診?医療制度に腹が立つ!そんなとき百戦錬磨の精神科医たちはどうしてきたか。医学教科書には載っていない「現場の苦悩と知恵」が満載。問診の秘訣、難治例、悩み抜いた症例の数々etc.……名医たちはいったい何を語ったのか。

(本書より)
いったい全体、統合失調症という病気は治るんでしょうか?(臺弘)
精神科医は本当に切ない仕事ですよ。(北山修)
不思議な治り方をする患者が確かにいる。(中井久夫)
心は病まない。(神田橋條治)
医療に保安的、予防拘禁的な役割を持ち込むのは絶対にいけない。(伊藤哲寛)
薬を飲ませて寝かせているだけなんてアホでもできる。(新井昭紀)
俺は忘れた患者ばっかりだ(笑)。(計見一雄)
「オナラ、ブー!」で緘黙が取れちゃった。(蟻塚亮二)
ゼムクリップを飲んだ少年。(野村総一郎)
BPDではなく慢性期統合失調症だった。(牛島定信)
病院への出勤は気が重く、夜も思い出しては苦渋を噛みしめた。(原田憲一)

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