| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 1986年12月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | みすず書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784622021964 |
| ページ数 | 336 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
目次
1 精神医学的面接の基礎概念
2 面接の場の構造をつくる
3 面接の技法を一般論的に若干考察する
4 面接の初期段階
5 詳細問診--その理論的設定
6 面接とは過程である
7 詳細問診における引照基準としての発達史
8 軽症重症各様の精神障害の診断用徴候と類型
9 面接の終結
10 面接におけるコミュニケーションの問題
結語
「本書には実践家サリヴァンの面接に臨んでの具体的な処方が随所に頭を出している。本書を読んで、サリヴァンをにわかに近く感じる方もおありと思う。実際、せっぱつまった時にはっと思い出すと有用な助言が多い。やろうとしてできない建て前的なことは一つも書かれていないと言ってよい。そして、日常生活は足が宙に浮いたようであっても、治療者としては徹底的な現実主義者だったサリヴァンの面目がいちばんよく出ているように思う。患者への質問でついためらってしまうところの指摘などは、治療経験が多少でもあると、ああ、わかってくれているのだな、とこちらが思わずほっとする」(「訳者あとがき」より)
「対人的」「関与しながらの観察」「他者の評価の反映としての自己」等々、サリヴァン精神医学の特徴が臨床の場面場面に鮮やかに生きられている本書は、サリヴァンの遺著のなかでもっとも実践的な書であり、著者の人間理解を掛値なしの具体性をもって示す。精神科医の日常の診察に有用であるのはもちろん、サリヴァン自身が意図したように、広くカウンセリングにたずさわろうとする人、対人関係をとおして人間を「わかろう」とする人びとの座右の書となろう。

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