デビューから20年、変わらぬ攻撃性とタフネスぶりを見せつけたアルバム。全編を貫く荒削りな疾走感が、原点とのリンクを感じさせる。2003年発表。全米1位/全英3位。 (C)RS
JMD(2023/03/21)
デビューから20年、変わらぬ攻撃性とタフネスぶりを見せつけたアルバム。全編を貫く荒削りな疾走感が、原点とのリンクを感じさせる。
2003年発表。全米1位/全英3位
●元品番:UICY-20233
発売・販売元 提供資料(2023/03/17)
頭上から降り注ぐ重金属の塊を、頭と拳(またはデヴィル・サイン)でつぎつぎと撃破する快感。全11曲75分、間断なく続く激烈テンションに、改めてメタリカの底力を見た。本作が放つ猛烈なエネルギーの核にあるもの──メタル・マスターたちの圧倒的スキルと無修正のヘヴィーネス──は、もはや様式美うんぬんで語れるものではない。進化の過程を経て、いま一度バンドとしての活力を自然に取り戻したアルバムなのだから、気やすく〈スラッシュ・メタルに戻った〉とは言いたくない。変拍子や複雑なフレーズを交え、リズム主体で加速していく様子は、アートの域にまで達している。強引に例を挙げるなら、システム・オブ・ア・ダウンに近いものを感じた。暴れられるし、踊れるし、聴き込める一枚。スネアのざらつきが伝わってくる音の生々しさも含め、濃厚なメタリカ汁が満載なのだ。
bounce (C)上野 拓朗
タワーレコード(2003年06月号掲載 (P71))