「CRY BABY」はもういない。新たなる生命、PORTALSが今産声を上げる。
音楽だけでなく、映像でも自らのアートと物語を表現し、マルチな才能を遺憾なく発揮しているアメリカン・ゴシックなポップ・スター、メラニー・マルティネス。アーティストとしての新たなペルソナとともに明かされる待望のニュー・アルバム『PORTALS』誕生。アナログLPも同時発売!
音楽だけでなく、映像でも自らのアートと物語を表現し、マルチな才能を遺憾なく発揮しているアメリカン・ゴシックなポップ・スター、メラニー・マルティネス。ほの暗くエモーショナルなポップ・サウンドで世界のティーンエイジャーから圧倒的な支持を集める、ニューヨークはボールドウィン出身のヴィジュアル・アーティストが、新たなるペルソナを誕生させた。
これまで発表してきた2枚の大ヒット・アルバム『CRY BABY』と『K-12』でフィーチャーされていたメラニーの別人格"CRY BABY"の死をTikTokで宣言した彼女が、続けて発表したのは謎の卵から孵化する生命体だった。その生命体こそがメラニー・マルティネス約4年振りのフル・アルバム『PORTALS』の主人公である。その全貌はまだ明らかにされておらず、ただ以下の一文が明記されているのみ。
「Portalsは死は生であり、生は死であり、死は生であると叫ぶ。繰り返される循環。円環だと」
Carousel」が米iTunesのオルタナティヴ・チャートのTop10に入り、「Dollhouse」も同じオルタナティヴ・チャートに1年近くエントリーした米RIAA認定のプラチナ・アルバムでもあるフル・デビュー・アルバム『CRY BABY』に、"ストリーミング世代の完璧なるコンセプト・アルバム"と評された全米3位の『K-12』。キュートでダークなゴシック・ロリータの世界観をソウルフルなポップにローキーなヒップホップ、インディーなエレクトロ・ポップが複雑に混ざり合ったサウンドとファンシーで残酷な映像で表現してきた彼女が、2年のブランクの後、いかなる進化を見せるのか――。この答えは、この新たなる生命体"PORTAL"に秘められている。
発売・販売元 提供資料(2023/03/17)
US版「The Voice」出身のアメリカ人シンガーによる3作目。前2作で描かれたサイバー女子〈クライベイビー〉は1曲目の"Death"で葬り去られ、新たに4つ目のエイリアン・キャラが降臨。月経、子宮、死、悪魔といった言葉が鏤められる世界観は「不思議の国のアリス」のゴス版を思わせるドロッとした肌触り。だが、カーリー・レイ・ジェプセンやワンオクを手掛けるCJバランらと鳴らすエレクトロ・サウンドは、意外にもポップでドリーミー。90年代オルタナの影響やイモージェン・ヒープ的な実験性も聴こえてくる。御伽噺や寓話のメルヘン調な音とヴィジュアルを纏いつつ、より深く人間性や内面に迫った一枚。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.473(2023年4月25日発行号)掲載)