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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年06月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 晶文社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784794972675 |
| ページ数 | 190 |
| 判型 | 四六 |
構成数 : 1枚
まえがき
夜は短し働け乙女
幻想のいきもの
赤い傘と電柱
愛を買う
渋谷で赤いゲロを吐く
復讐心を燃やして同窓会へ行った話
生垣に突っ込んで転んだ話
耳から妊娠した話
親知らず
りんごの皮むきができない
女ふたりで旅に出た話
私は化粧品を買えない
度数のずれた顔
思い出せない夏
屈辱の土曜日
バターみたいな軟膏
袖から観る舞台
「普通」の容姿
身もだえる自画像
「遊ぶ金欲しさにやりました」
会社を辞め、髪を切って倒れた3月末の話
令和婚した友達
逃げられない算数の話
在宅ギャル
毛の話
女子力のなさを反省しません
名前の話
キスを貸す
あさは呼んでも出てこない
犬みたいに生きたい
あとがき
「私は犬みたいに生きることを発見した」
電線愛好家としても知られる石山蓮華、初のエッセイ集。
10歳から芸能活動を開始し、「若くて女性で明るく元気」とまなざされることが当たり前だったことに対する違和感、女性だからと当然のように求められる容姿と毛のケア、「りんごの皮むきができない」「鶴が折れない」などのできないこと、そして読書記録。手垢にまみれた「女性」「ちゃんとした人」としてまなざされる経験を通し、ついに「犬みたいに生きること」を発見する。
漠とした感情から徐々に輪郭を掴んでいく様子を時にひりひりと、時にあっけらかんとつづる、読書×ジェンダー×犬エッセイ!
「そして、何かうまくできないことがあったとしても、犬だったら相当うまくやれている。犬がフライパンに油を引いて、卵を割って、目玉焼きを作って食べるとか、犬が一人で掃除機掛けをするとか、犬が時間通りにラジオを聴くとか。自分を犬だと思うと、一つ一つが信じられないほどすごい」(本文より)

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