天才POP職人=Mike Viola(マイク・ヴァイオラ)3年ぶりとなる最新アルバム『Paul McCarthy』 ビートルズ・ファン、パワーポップ・ファン、すべてのひねくれPOPファン必聴!
エルヴィス・コステロを彷彿させるハスキー・ヴォイスと、一聴してマイクの曲とわかる究極のメロディ、類まれなるポップ・センス。天才POP職人、マイク・ヴァイオラの2020年『Godmuffin』以来 3年振りの最新作『Paul McCarthy』(ポール・マッカーシー)。ポール・マッカートニーみたいな名前のアーティスト、ポール・マッカーシーが「5人目のビートルズ」としてビートルズに参加するという夢を元にしたファンタジーがテーマ。
パニック・アット・ディスコとのツアーに参加し、その流れでBrendon Urie (Panic at the Disco!) とJake Sinclair (Weezer, Fallout Boy, Panic at the Disco! のプロデューサー)と共に作り上げたロック・アルバムで、マイクらしいビートリーでメロディアスなナンバーとともに、本人曰く『「James Gang「Rides Again」とBlack Sabbath「Paranoid」の心臓部、そして白髪混じりの中年の頭の中にある子供の脳みそを使って、音のモンスターを作ろうと思ったんだ』と語るハードロックなナンバーも収録した新境地。ビートルズ・ファン、パワーポップ・ファン、すべてのひねくれPOPファン必聴!
マイク・ヴァイオラはトム・ハンクス監督、リヴ・タイラー主演映画『すべてをあなたに』 の主題歌をFountains Of Wayneのアダム・シュレシンジャーと共に担当し、その年のアカデミー賞ベスト・オリジナル・ソング賞にノミネートされ一躍脚光を浴びる。キャンディ・ブッチャーズ、ソロで過去16作発売、A&Rとしても活動。最近も女性シンガー・ソングライター、マディソン・カニンガムなどの若い才能を育てている。
発売・販売元 提供資料(2023/02/24)
〈マッカートニー〉じゃなく〈マッカーシー〉。こんな名前の男が5人目のビートルズだったら?という天才ポップ職人の妄想から始まった本作。中期ビートリッシュ・サウンドがモチーフの楽曲群からは天才ポールを思わせるマジカルなメロディーが零れまくり。でもってパニック・アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーのビートもガンガン轟くファンタジックなパワー・ポップ盤だ。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.473(2023年4月25日発行号)掲載)