現代屈指のトランぺッター、心地良すぎる新作!
昨年もSOULやHIPHOPとクロスオーバーしたJAZZの話題盤にはことごとく参加していたトランペッター、キーヨン・ハロルドによる6年ぶりリーダー作。貫禄たっぷりなトランペットの音色と自身のヴォーカル、コモンやローラ・マヴーラらのゲスト陣、ロバート・グラスパーやクリス・デイヴらの演奏も最高!
タワーレコード(2024/02/09)
賞賛されるトランぺッター、キーヨン・ハロルドがコンコード・ジャズに移籍し豪華アーティストが参加した約6年振りとなる新アルバムをリリース!
トランペッター/コンポーザーとして高い評価を得ているキーヨン・ハロルドが、コンコード・ジャズへ移籍し、約6年振りとなる新アルバム。
世界的なトランペッターとして評価を受け、作曲家としても活躍するキーヨン・ハロルドは、グラミー賞を受賞した数々のプロジェクトで演奏し、ジャズ、R&B、ヒップホップ、ポップスを超越した特異なサウンドで広く称賛されてきた。キーヨン・ハロルドは今ままで、ジェイ・Z、ビヨンセ、リアーナ、エミネム、マックスウェル、マック・ミラー、スヌープ・ドッグなど、錚々たるスター達と共演している。新作『Foreverland』には、エンパワーメント、ポジティブさ、愛、喪失感、傷つきやすさといったテーマを探求し、タイムリーで時代を超越した10曲のオリジナル曲が収録されている。このアルバムのゲストには、ローラ・マヴーラ、マラヤのほか、グラミー賞受賞アーティストのコモン、ロバート・グラスパー、PJモートン、ジーン・ベイラー、クリス・デイヴ、伝説的ミュージシャンのグレッグ・フィリンゲインズ、BIGYUKI等が名を連ねている。
アルバム・リリースに先駆け、キーヨン・ハロルドは長年のコラボレーターであるコモン、ロバート・グラスパー、ヴォーカリストのジーン・ベイラーをフィーチャーし、自らのヴォーカルも披露したシングル「Find Your Peace」(Single Edit)をリリースした。
アルバム制作に着手する前、キーヨン・ハロルドはコロナ・ウィルスの流行で身動きがとれない上、母親の死、14歳の息子に対する人種差別的な暴行事件が起きるなどがあり疲弊していた。そんな中、キーヨンは何か月間か家族と一緒に音楽を演奏することで元気を取り戻しすことが出来たと言う。セッションによって、彼は創造性のより深い空間に入り込むことができ、痛みをパワーに変えて彼の音楽を新たなレベルへと導いた。一音一音演奏するたびに深い覚醒を得た彼は、ここ数年感じたことのないような新たな創造力を手に入れている。彼は、レディオヘッドやフェラ・クティからコルトレーンやフリート・フォクシーズまで、幅広いインスピレーションのリストを挙げている。
アルバム『Foreverland』は、ほぼすべてのミュージシャンが長年の友人という、家族的な作品であり、キーヨンは、このアルバムの温かさはダイナミズムのおかげだと語っている。「おいしい料理の材料のようなものだ:どんな胡椒でもいいわけではなく、ある種の胡椒が必要なのだ。このアルバムに参加しているミュージシャンは皆、希少で不可欠な要素なんだ」とコメントしている。ラインナップは、ドラムにクリス・デイヴとマーカス・ギルモア、ギターにはニア・フェルダー、ランディ・ラニヨン、ジャスタス・ウェスト、ベースにバーニス・トラヴィスとブランドン・オーウェンズ、ピアノ/キーボードにはグレッグ・フィリンゲインズ、BIGYUKI、シェドリック・ミッチェル、ジャハーリー・スタンプリー、ターンテーブルにジャヒ・サンダンスを起用、キーヨン・ハロルド自身はアルバムの4曲で歌声を披露している。
発売・販売元 提供資料(2023/09/11)
ジャズ、R&B、ヒップホップを跨ぐ稀代のホーン奏者がコンコード・ジャズに移籍して放つ約6年ぶりの新作。ロバート・グラスパー、クリス・デイヴ、BIGYUKIら手練れの演奏者が集い、コモン、ジーン・ベイラー、ローラ・マヴーラなどが声を交えるなか、温もりや哀感を丁寧に表現する主役のトランペットや声が崇高に響く。PJモートンが歌う"Beautiful Day"の和み度も満点だ。
bounce (C)林 剛
タワーレコード(vol.483(2024年2月25日発行号)掲載)