I Go To The Rock: The Gospel Music Of Whitney Houston

ホイットニー・ヒューストン 1990年横浜アリーナでのライヴ音源など6曲の未発表曲を含むゴスペル・アルバム『I Go To The Rock: The Gospel Music Of Whitney Houston』"THE VOICE"と称えられるパワフルで時代を超越した歌声を持つホイットニー・ヒューストンが、自身の原点ともいえるゴスペルにフォーカスしたアルバム『I Go to the Rock - The Gospel Music of Whitney Houston』をリリースする。これまでに全世界で2億枚以上のCD/レコードを売り上げ、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で7曲連続1位を獲得した唯一のアーティストでもあるホイットニーは、ポップ・ミュージック・シーンで頂点を極め、史上最も優れたレコーディング・アーティストとしての地位を確立した。それと同時に、生まれ故郷のニュージャージー州の教会で幼いころからゴスペル歌手でもあった母親シシー・ヒューストンの指導を受けながら歌って育ったため、ゴスペル音楽は彼女の音楽的アイデンティティの重要な部分であった。彼女の心の中には常に教会があり、ゴスペル・ミュージックは彼女の人生とキャリアに大きな影響を及ぼした。アルバムには「Jesus Loves Me」、「His Eye Is on the Sparrow」などよく知られたゴスペル定番曲や、「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル)」の感動的なライヴ・バージョンなどが収録されている。また、キャリアの絶頂期である1990年1月に行われた横浜アリーナでのライヴ音源「He/I Believe」を収録!本邦初公開のライヴ音源として大いに注目される。本作のリリースにあたって、ホイットニー・ヒューストン・エステート代表のPat Houstonは、「本作はホイットニーの心の声です。彼女のゴスペル音楽に対する愛情、慈悲、信念がすべての曲にいきわたっています。ゴスペルを愛するすべての人々にとって、ホイットニーを愛することは、彼女が表現するものを愛することなのです。ホイットニーがゴスペル音楽を愛し、心の拠りどころにしていたことを知ることができ、私はこのプロジェクトに敬意を表します。関係者全員の愛の結晶であるこの素晴らしい作品を楽しんでいただければと思います」と語っている。

昨年の映画「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」が早くもソフト化されるところですが、本人のルーツにフォーカスしたこちらの編集盤は彼女の表舞台でのポテンシャルを物語よりも雄弁に提示するもの。サントラなどに収められてきたゴスペル/インスピレーショナルな曲をまとめ、さらに6曲の未発表曲を加えたゴージャスな内容になっています。最注目なのはデビュー前の81年に録音されていた3つの完全初出音源で、"Testimony"などから悠然と滲むソウルフルな凄みに震えるばかり。他には〈VH1 Honors〉で放送された2曲、90年の横浜アリーナ公演からの音源も圧倒的!
bounce (C)轟ひろみ