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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年02月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勁草書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784326654406 |
| ページ数 | 328 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序
1 〈猫〉は精霊である
2 本書の構成
第一章 〈猫〉の誕生
1 はじめに
2 カワイイ猫前史
3 平安期における猫
4 禅宗と猫
5 怪しい猫
6 なぜ江戸期に猫は庶民化したか──公共財化した猫
第二章 江戸の〈猫〉──消費社会と〈猫〉のメディア化
1 はじめに──都市における人間と動物の共生
2 江戸開府と猫たち
3 メディア化する〈猫〉
4 メディア産業の発展と猫ブーム──浮世絵の展開
5 〈猫〉への想いと猫塚
6 遊女たちと猫たちのもう一つの顔
7 おわりに
第三章 養蚕神としての〈猫〉──農村部の発展と〈子ども〉の誕生
1 在村技術の発展──養蚕神としての猫
2 生糸生産の発展
3 「子どもの誕生」と猫
4 子どもの教育
5 おわりに
第四章 招き猫の流行
1 はじめに
2 「招き猫」の誕生
3 招き猫と稲荷狐
4 なぜ江戸期に狐は猫に化けたか──脱宗教化と社会不安
5 招き猫の登場と社会の変化
6 おわりに
第五章 化け猫の襲来
1 はじめに
2 踊る化け猫たち──戸塚踊場の猫伝説
3 記録された化け猫説話
4 歌舞伎の中の猫
5 猫のクロスメディア戦略
6 化け猫と「猫じゃ猫じゃ」
7 化け猫騒動の物語構造──化け猫と招き猫
8 人間が猫に化けたのか、猫が人間に化けたのか
9 猫絵の社会背景
10 集団的流行と「世直し」願望
11 化け猫=招き猫と「世直し」願望
12 おわりに
第六章 〈猫〉伝説と動物信仰──猫の迷宮
1 はじめに
2 稲荷は狐なのか?──猫-狐-蛇の三者関係
3 猫説話と始原神話
4 おわりに──〈猫〉ブームを巡る風説は古い起源をもっていた
第七章 都市における猫伝説の場所性
1 猫の聖地
2 浅草寺今戸周辺の〈場所〉を検証する
3 豪徳寺招き猫の〈場所〉を探検する
4 自性院周辺を探索する
5 有馬猫騒動の〈場所〉を探索する
6 東京の〈猫聖地〉の意味すること
7 まだそこにある謎──なぜ猫は「ネコ」なのか、なぜ「ネコ」は「タマ」なのか?
第八章 〈猫聖地〉の〈地政学〉的考察──山の道と海の道そして根の国
1 はじめに
2 阿武隈川に沿って
3 〈猫聖地〉と養蚕業
4 塩の道と川の道
5 猫の道と地方権力──古墳と山城
6 おわりに──〈猫聖地〉と古代権力
第九章 猫ヶ岳と根の国、猫島とニライカナイ
1 石神と蛇/狐/猫
2 「根の国」への眼差し
3 猫島と海の道
4 〈猫島〉の謎
5 沖縄と猫の神
6 おわりに──埋め込まれた過去と現在
第十章 近代日本と〈猫〉
1 猫とともに準備された日本の「近代」
2 養蚕から繊維産業へ
3 文化輸出と猫
4 近代化の過程に現れる猫たち──日本と欧米の葛藤
5 再び現れた「化け猫」──映画の時代に
6 その後の〈猫〉たち
結 び
あとがき
挿図出典
参考文献
索 引
〈猫〉は精霊である。人間たちはいかに猫を人間社会の外部に位置づけながら、そのイメージを構成してきたのか?社会学的「猫」の書。
猫という存在は、なぜこれほどまでに人びとの関心をひくのだろう? 招き猫、化け猫、猫島、猫聖地…近世から現代に至るまで、〈猫〉は人間社会の外部からその営みを相対化する媒介であった。本書は江戸期の猫ブームから現代のキャット・ミームまで、〈猫イメージ〉を紐解きつつ、日本社会の変動と猫たちの歴史との交差を読み解く。

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