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LEPROUSのフロントマン=Einar Solberg(エイナル・ソルベルグ)のソロ・デビューアルバム『16』

ノルウェーのモダン・プログレッシヴメタルバンドLEPROUSのフロントマンEinar Solberg(エイナル・ソルベルグ)のソロ・デビューアルバム『16』。今作は、Einarと志を同じくするソングライター、ミュージシャンとの親密かつ贅沢なコラボレーション・アルバムだ。アメリカのアートロックバンドBENT KNEEのBen Levin、アイスランドのAGENT FRESCOからToti Gudnason、デンマークのVOLAで活動するAsger Mygindといった同世代のプログレシーンの同志、さらに、LEPROUSのライヴミュージシャンであるエクスペリメンタル・チェリストRaphael Weinroth-Browne、ノルウェーのオルタナティヴ・フォークグループGateのギタリストMagnus Bormark、さらにIHSAHNと彼の妻でありEinarの妹でもあるSTAROFASH(Heidi Solberg Tveitan)が参加している。アルバムについてEinarは次のように語る。
「ソロ作品のアイデアを思いついたのは、2018年の初めくらいだったと思う。私は普段は思いついたらすぐに行動に移すタイプだから、こんなに構想期間が空いたことはあまりないんだ。これまで、LEPROUSはとてもアクティブに活動しているということもある。基本的に16歳から大人になった今までずっと同じバンドで活動してきた気がしていた。私は非常に強い創造的欲望を持っているので、何か他の活動も必要だと感じていたんだ。そこで、自分がリスペクトし、一緒に仕事をしたいと思うコンポーザーたちに声をかけてみた。今作のコンセプトは、1曲につき1人の作曲家と50対50でコラボレーションすること。何度もアイデアを出し合って、2つの世界を合わせてしていくんだ。他の人と一緒に楽しみながら、新しいことを学ぶというのがコンセプトなんだ。」
「作品のタイトルに"16"と名付けたのは、人生で初めて、本当に悪いことが起こり始めた年齢だからだ。16歳から19歳までは、人生を決定づける瞬間がたくさんあって、それが私を変えた。そのとき、私は無邪気さを失い、人生とは深刻で悪いことが起こり得るということを理解し始めた。その3年間に、多くの強烈な出来事がわが身に降りかかってきた。でも、『16』は悪いことだけを描いた作品ではない。バンドで演奏するようになって、自分に居場所やコミュニティを見つけたときのような、キャリアを決定づけた瞬間についても描かれている。このアルバムは私の全ての感情をカバーしているんだ。」
7人の素晴らしいコンポーザーとの共作7曲とソロトラック4曲で構成された今作『16』は、LEPROUSの作品よりも、"Einar Solberg"という個人にフォーカスし、具体的かつ深く掘り下げられている。ミックスはAdam Noble(PLACEBO、BIFFY CLYRO、NOTHING BUT THIEVES)、マスタリングはRobin Schmidt(THE 1975、PLACEBO、THE GASLIGHT ANTHEM)が手掛けている。
アルバムはデジパック仕様で24ページにわたるブックレットが付属している。