I'll Never Forget

私は忘れない、音楽を始めたあの頃の想いを…
2019年に発表した奇跡の復活作が大きな話題をよんだ、ブリティッシュ・ビートのパイオニア:ホリーズの創立メンバーの一人でありヴォーカリストであるアラン・クラーク。ホリーズ時代のバンドメイトでもあるグラハム・ナッシュと40年以上の時を経て再開し、再び共に音楽を作り始めた彼が、音楽を始めた頃のあの感覚、そして音楽への深い愛情を惜しむことなく注ぎ込んで創り上げた最新作『I'LL NEVER FORGET』を完成させた!

1964年のアルバム・デビュー以降、その卓越したスリー・パート・ハーモニーでファンを魅了するブリティッシュ・ビートのパイオニア、ホリーズ。2010年にロックの殿堂入りを果たし、現在もメンバーを変えながら活動を続けているこの伝説的バンドの創立メンバーの一人であり、ヴォーカリストの一人でもあるアラン・クラークが、約20年間の引退生活に終止符を打つ奇跡の復活作となった2019年発表のカムバック・アルバム『RESURGENCE』に続くソロ名義での最新作『I'LL NEVER FORGET』という素晴らしい新作を携え、再びシーンに戻ってきた!

今作『I'LL NEVER FORGET』は、かつてのホリーズのバンドメイトであり、クロスビー、スティルス&ナッシュとしての活動でも有名な盟友、グラハム・ナッシュとの再会を果たして創り上げられた作品だ。共にマンチェスター出身の二人の旧友は、世界的なパンデミックの中40年以上の時を経て再び集まり、一緒に曲を作り始めた。そして完成したのが、共にバンドを始めた時に名付けた「ホリーズ」というバンド名の由来ともなった、ロックンロールの巨匠、バディ・ホリーへのトリビュートともいえるキャッチーな楽曲「Buddy's Back」だったのだ。

グラハムのあの美しいハーモニーはアルバム全体で聴くことができるが、今作はアラン・クラークというアーティストのアルバムであり、スピリチュアリティや救済、そしてロマンスに取り組んだ作品となっている。ここに収録されている「The Presence of You」という楽曲は、アランが結婚59年目にして初めて妻のジェニファーのために書き上げた楽曲だ(ちなみに、妻のジェニファーは、ホリーズの名曲「Jennifer Eccles」にも登場している)。

アラン・クラークはこのアルバムに関して、こうコメントしている。
「このアルバムは、私が音楽を恥じえた頃に立ち返らせてくれるような作品です。こうしてまた歌うことになるとは思いもしなかったのですが、ここに収録されている曲は、もう一度挑戦してみるには十分な出来だと思い、楽しんで創り上げることができました。このアルバムを聴いてくれる人がこのアルバムに共感し、私が経験したのと同じ気持ちを感じてくれることを願っています」