第64回グラミー賞にて、楽曲「Mohabbat」で最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞を受賞し、ヴァ―ヴ・レコードと契約したパキスタン出身のヴォーカリスト、アルージ・アフタブの新プロジェクトが始動。
グラミー賞にノミネートされたピアニスト、ヴィジェイ・アイヤーとベーシストのシャザード・イズマイリーとのトリオ・アルバム!
この作品は、ニューヨークのスタジオで最小限の編集でライヴ録音されており、事前の準備なしにリアルタイムで創作され、強力な化学反応は、この経験豊富な共同制作者たちをも驚かせたという。リアルタイムでの集団的な創造に集中し、ベース、ピアノ、ヴォーカルが息を呑むほど一体化したサウンドを生み出した。これはまさに瞬間の音楽であり、言葉では定義できないが、観客は聴くたびに異なる側面の世界観を感じることができる。
アイヤーは「このプロジェクトは私にとってとても大切なものです。アルージとシャザードと一緒に音楽を作ることは、まさに幽体離脱のような体験です。その場にいながら、まるで上から音楽を聴いているような感覚。どこかから運ばれてきたような、淡々とした不思議な作品に畏敬の念を覚えます。早くみんなに聴いてもらい、感じてもらい、一緒に生きてもらいたい」と、このアルバムについて語っている。
このトリオは2018年のデビュー公演の後、ニューヨークの舞台裏でシャザード・イズメイリーがアルージ・アフタブとヴィジェイ・アイヤーに声をかけたことから始まった。
「私たちは、最初から何かを感じていた。私たちの関係は神秘的だった。何が起こったのかわからない。でも、もう1度やってみよう。とお互いの顔を見合わせながら言った」とアイヤーは振り返る。3人とも事前に用意をしていなかった中で強烈な化学反応が起き、スタッフを驚かせた。自然発生的な音楽を3人が共に創り出し、それぞれがオープンであり続けることが、デビュー・アルバムのレコーディング前に行ったライヴで、バンドにおける決定的なアプローチとなった。
ヴォーカルのアルージ・アフタブはパキスタン人として初めてグラミー賞を受賞し、その魅惑的なパフォーマンスで世界中のオーディエンスを魅了している。マッカーサー賞受賞者でグラミー賞にノミネートされたヴィジェイ・アイヤーは今、最も影響力のあるピアニストの1人。しかし、このアルバムでは、3人の奏者のエゴが消え、唯一無二のゴージャスなサウンドを作り出している。
発売・販売元 提供資料(2023/02/28)