| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年02月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 草思社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784794226310 |
| ページ数 | 640 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
第一六章 知識を得て人間は賢くなっている
教育は社会を豊かにし、平和で民主的にする
教育は世界中に広まりつつあり、男女格差も縮小
世界的なIQの上昇「フリン効果」 の原因は何か
フリン効果は世界を豊かにした要因の一つ
「人間開発指数」 の改善は進歩の実在を証明する
第一七章 生活の質と選択の自由
好きなものを手に入れられるのは良いことだ
労働に費やさなければならない時間が減少
家事や生活維持のためにかかる時間も減少
家族の時間は増え、遠くの人との交流は便利に
食べ物が国際的になり食事の選択肢が増加
文化に触れ学ぶことが簡単・便利・安価に
第一八章 幸福感が豊かさに比例しない理由
わたしたちは豊かになっても幸福を感じないか
客観的な意味での幸福を形づくるものは何か
主観的な幸福はどのように測られるか
人々の幸福感は本当に向上していないのか
裕福でも幸福感が高くない国アメリカの実態
現代人はより孤独になっているというのは誤り
自殺率と不幸度の関係についても誤解が多い
鬱病と診断される人が増えているのはなぜか
本当に鬱病に苦しむ人は増えているのか
自由の獲得が幸福感の伸びない理由の一つ
神や権威から離れ自らの責任で生きる不安
第一九章 存亡に関わる脅威を考える
科学者が提示する数々の「脅威」は本物か
むやみに脅威を語ることが危機をつくり出す
低確率事象のリスク評価は過大になりがち
二〇〇〇年問題に見る科学者のバイアス
科学技術は人間を災害から守っている
人工知能は進化しても人間を滅ぼさない
AIの暴走も人類への脅威とならない
悪意ある個人が世界を滅ぼせるようになるか
世界を滅ぼせるテロリストは存在しえない
バイオテロは非常に困難で効率も悪い
核の脅威は本物だが過大に喧伝されている
核戦争を防いできたのは何かを考えるべき
核は究極兵器でも究極の抑止力でもない
世界の核兵器は近年減少しつづけている
まずは核の運用法を安全にする必要がある
第二〇章 進歩は続くと期待できる
この二世紀半のあいだにもたらされた進歩
進歩は自動的にもたらされるものではない
進歩の継続を信じる合理的理由は歴史に
経済成長の停滞は進歩の継続を妨げるか
将来の進歩をもたらしうる技術の数々
ポピュリズムは進歩をはばむ脅威となるか
ポピュリズムの支持層は「文化競争の敗者」
ポピュリズムは老人の運動。衰退の可能性大
進歩の継続を支持し、前向きに取り組む
第三部 理性、科学、ヒューマニズム
第二一章 理性を失わずに議論する方法
理性や客観性を否定したら議論は不可能になる
人間の理性を使う能力は進化によって磨かれてきた
不合理な主張を信じるのは無知だからではない
人は評判を気にして集団内の主流意見に同調する
知識が深まるほどに意見が二極化することさえある
知能が高くても偏見があると誤った結論に飛びつく
左派の右派への、右派の左派への偏見を検証
右も左もイデオロギーのせいで人類に貢献し損ねた
右・左・中道で選ぶのではなく、合理性で選択する
...
「ポピュリズムの隆盛で民主主義の死は決定づけられた」
「人口増加により食糧危機がやってくる」
「地球温暖化も核兵器拡散も解決の糸口はつかめていない」
これらは本当だろうか。
若い世代はポピュリズムを支持しておらず、衰退する可能性が高い。
人口が増加しても、農業の進歩で飢餓に苦しむ人の数は大きく減少している。
温暖化も核兵器も現実の脅威だが、GDPあたりの二酸化炭素排出量は減少し、
世界の核兵器数は近年減少している。
無根拠な衰退の予言の欠陥をデータに基づいて指摘し、啓蒙の理念による進歩を説く。
世界をよりよいものにする意志に満ちた世界的ベストセラー。

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
