デビュー作で大ブレイク、今年屈指の注目アルバム!!グラミー賞2部門にノミネートされ、マーキュリー・プライズとブリット・アワードを受賞。大絶賛されたデビュー・アルバムから2年4ヶ月、アーロ・パークスの新作『マイ・ソフト・マシーン』が完成! (C)RS
JMD(2023/01/28)
デビュー作で大ブレイク、今年屈指の注目アルバム!!
グラミー賞2部門にノミネートされ、マーキュリー・プライズとブリット・アワードを受賞。大絶賛されたデビュー・アルバムから2年4ヶ月、アーロ・パークスの新作『マイ・ソフト・マシーン』が完成!
グラミー賞2部門にノミネートされ、マーキュリー・プライズとブリット・アワードを受賞したアーティスト、Arlo Parksが、5月26日にTransgressive Recordsからセカンド・アルバム『My Soft Machine』をリリースする。
『My Soft Machine』は、Parksの20代での経験と成長を綴った非常にパーソナルな作品だ。「トラウマ、生い立ち、脆弱性等、私たちが経験した最大の出来事は、まるで雪のように世界や私たちの視界に散りばめられている。このレコードは、私のレンズや体を通して、20代半ばの不安、周囲の友人の薬物乱用、初めての恋、PTSD/悲しみ/自己破壊/喜びの取り扱い、驚きと感性で世界を駆け巡ること等、この特別な体内に閉じ込められている人生を描いたも。Joanna Hoggの映画『The Souvenir』という映画から引用します。この映画は、A24の半自伝的映画で、Tilda Swintonが出演。若い映画を学ぶ学生が年上のカリスマ的な男性と恋に落ち、彼の中毒に引き込まれていく様子を描いている。初期のシーンで彼は、『僕らは演じられる人生を見たいのではない。この柔らかい機械(soft machine)の中で経験する人生を見たいんだ』と説明する。ここから、アルバムのタイトルは『My Soft Machine』となった」(Arlo Parks)
『My Soft Machine』は、第64回グラミー賞の主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、ブリット・アワードのBest New Artist、マーキュリー・プライズ、BBCの Introducing Artist Of The Year Awardを受賞したArlo Parksのデビュー・アルバム『Collapsed in Sunbeams』に続く作品だ。『Collapsed in Sunbeams』は全英アルバム・チャートの3位を記録し、AIMインディペンデント・ミュージック・アワードのBest Independent AlbumとUK Independent Breakthroughを受賞。さらに、BETアワードのBest New International Actにもノミネートされ、Parks自身も、ユニセフの史上最年少サポーターに選ばれ、イギリスのメンタルヘルス・チャリティであるCALMのアンバサダーも務めるに至った(Parksは、2023年まで両チャリティーの活動を幅広く続ける予定)。昨年獲得した輝かしい賞と共に、Arloのデビュー・アルバムは、ほぼすべての「2021年度年間ベスト・アルバム」リストに含まれ、The Guardian、Rolling Stone、NME、TheFADERなど多くのメディアから絶賛を浴びた。また、デビュー・アルバムからのシングルをイギリスのLater...With Jools HollandとThe Graham Norton Showで披露。Jimmy Kimmel、Jimmy Fallon、James Corden、CBS This Morning: Saturday、Ellen DeGeneresといったアメリカの番組でもパフォームした。日本でも、フジロックフェスティバル '22のレッドマーキーのトリを務め(入場規制)、シングルはJ-WAVE TOKIO HOT 100等のチャートを上昇。ファッション誌『GINZA』の表紙も飾った。Arloのソングライティングは、Billie Eilish、Florence Welch、Michelle Obama、Angel Olsen、Phoebe Bridgers、Massive Attackや、著名な作家、Zadie Smith等、多くの新しいファンを獲得している。
発売・販売元 提供資料(2023/01/23)
絶大な評価を得た『Collapsed In Sunbeams』から2年ぶりのセカンド・アルバム。もはや〈マーキュリーの呪い〉とか言ってる場合でもないが、今回はポール・エプワースを除けばロミル・ヘムナニ、ベアードら初顔合わせのクリエイターを迎え、リラックスしたオーガニックな質感から意匠も大きく様変わり。サンプリングやシンセを用いてダビーなフィルターがかった音像にはエレクトロもシューゲイズも内包され、メランコリーとキラキラした昂揚感が入り交じったような雰囲気が全体のトーンを親密にしている。苦くて甘い青春映画のようなエモさが立ち昇ってくる傑作。フィービー・ブリジャーズの客演もハマる。
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.474(2023年5月25日発行号)掲載)