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いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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フォーマット 書籍
発売日 2023年01月24日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784004319580
ページ数 266
判型 新書

構成数 : 1枚

まえがき

I─あさ
鶏が鳴く
暁の別れ
暁は救済のとき
あのひとの・あさ─藤原師輔、出勤す

II─ひる
昼食の風景
昼寝の姫君
白昼堂々
あのひとの・ひる─通り過ぎるする男

III─ゆう
夕日を観る
彼は誰そ時
夕べは白骨となる
あのひとの・ゆう─高倉院の憂鬱

IV─よる
葬送の夜
月の顔を見るなかれ
雪と夜景の発見
あのひとの・よる─ある夜の事件

V─まよなか
火影が映し出すもの
離魂病と飛ぶもの
こわい嫁入り
あのひとの・まよなか─「鬼」のいる時間

読書案内
図版出典一覧

あとがき

  1. 1.[書籍]

誰にも等しく訪れる一日という時間を、見ぬ世の人々はいかに過ごしていたのだろう。暁の別れを描いた『源氏物語』。白昼堂々と跋扈する不気味な強盗。夕暮れに感じる人の命のはかなさ。月や夜景を愛でるこころ。──古典文学のなかの「とき」に眼を凝らし、そこに息づく人々の生きざまや感性を活写する。時を駆ける古典入門!

作品の情報

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著者: 田中貴子

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