ベテラン・ピアニスト、ラファイエット・ハリスJr.
前作に引き続きピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)と組んだピアノ・トリオ作
プロデュースはヒューストン・パーソン、ルディ・ヴァン・ゲルダースタジオ録音という王道作
ベテラン・ピアニスト、ラファイエット・ハリスJrの新作、2019年の前作に引き続き、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)が参加したオーソドックスなピアノ・トリオ作品。
1963年生まれ、フィラデルフィア出身、ボルティモアで育ち、現在はNYブルックリン在住。彼のソウルフルな演奏スタイルは幼少時代に教会音楽からスタートし、リズム&ブルースバンドやファンクバンドに所属したことによるもの。作曲家、プロデューサー、アレンジャーでもあるラファイエットはケニー・バロンやバリー・ハリス、そしてブギウギの王様として知られるサミー・プライスらに師事している。マックス・ローチが亡くなるまで彼のバンドでレギュラーピアニストを務め、多くのジャズメン達と交流した。ここ数年はサックス奏者のヒューストン・パーソン・カルテットのレギュラーメンバーとして活躍している。
本作はヒューストン・パーソンがプロデュースを務め、ニュージャージー、イングルウッドクリフスのルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで収録。長い間トミー・フラナガンのレギュラートリオで活躍していたピーター・ワシントンとルイス・ナッシュのサポートも光る。
2曲のオリジナルを中心に8曲のスタンダードナンバーを演奏。どの曲も"ラファイエット・タッチ"がふんだんに盛り込まれている。例えば、スティービー・ワンダーの「リビング・フォー・ザ・シティ」をマイルス・デイビスの「オール・ブルース」とうまく融合させていたり、「ナッツ・ブルース」や「イッツ・オール・イン・ザ・ゲーム」、「セント・トーマス」などで、特徴的に聴くことができる。長い間ルディ・ヴァン・ゲルダーのアシスタント・エンジニアを努めていたモーリン・シックラーの優秀録音にも注目。
発売・販売元 提供資料(2023/07/28)