フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年02月17日 |
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規格品番 |
4853950 |
レーベル |
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SKU |
028948539505 |
2023年2月20日、イタリアの名指揮者リッカルド・シャイーが70歳を迎えます。そして1978年にパヴァロッティと共演したロッシーニの歌劇『ウィリアム・テル』でデッカと専属契約を結んでから45年となります。これを記念してヴェルディの合唱曲のアルバムがリリースされます。
歌劇『ナブッコ』のヘブライの捕虜たちの合唱「行け、想いよ、金色の翼に乗って」、歌劇『アイーダ』からの凱旋の合唱、凱旋行進曲など、ヴェルディの7つのオペラからの合唱曲が収録されています。
ミラノ・スカラ座のオーディトリウムで録音されました。
ユニバーサル・ミュージック/IMS
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:04:53
ヴェルディ:
歌劇『ナブッコ』より
1)「祭りの飾りを」(第1幕)
2)「行け、想いよ、黄金の翼に乗って」(ヘブライの捕虜たちの合唱)(第3幕)
歌劇『十字軍のロンバルディア人』より
3)「エルサレム」(第3幕)
4)「おお、主よ、ふるさとの家々を」(第4幕)
歌劇『エルナーニ』より
5)前奏曲(第1幕)
6)「カスティーリャの獅子を再び目覚めさせよ」(第3幕)
7)歌劇『ドン・カルロ』より「歓喜の日が明けた」(第3幕)
歌劇『マクベス』より
8)「何をしているの」(第1幕)
9)「行ってしまった!」(魔女の合唱)(第1幕)
10)「踏みにじられた祖国よ」(第4幕)
11)歌劇『イル・トロヴァトーレ』より「朝の光が差してきた」(アンヴィル・コーラス)(第2幕)
12)歌劇『運命の力』より「戦に狂気はつきものだ」(タランテラ)(第3幕)
歌劇『アイーダ』(第2幕)より
13)「エジプトとイシスの神に栄光あれ」
14)凱旋行進曲
15)「来たれ、凱旋将軍よ」
16)歌劇『シモン・ボッカネグラ』より「ばんざい、シモン」(プロローグ)
【演奏】
ミラノ・スカラ座合唱団(1-4, 6-16)
リッカルド・シャイー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
【録音】
2022年6月1-8日
ミラノ、スカラ座
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1.[CD]
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1.Nabucco~Gli arredi festivi
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2.Nabucco~Va, pensiero
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3.I Lombardi~Gerusalem!
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4.I Lombardi~O signore, dal tetto natio
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5.Ernani~Prelude
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6.Ernani~Si ridesti il Leon di Castiglia
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7.Don Carlo~Spuntato ecco il di d'esultanza
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8.Macbeth~Che faceste? Dite su!
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9.Macbeth~Coro di Streghe: S'allontanarono!
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10.Macbeth~Patri oppressa!
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11.Il Trovatore~Anvil Chorus
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12.La forza del destino~Nella guerra, e la follia
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13.Aida~Gloria all'Egitto, ad Iside
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14.Aida~Triumphal March
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15.Aida~Vieni, o guerriero vindice
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16.Simon Boccanegra~Viva Simon
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久しぶりにイタリア・オペラの本流の歌を聴いた。シャイーとミラノ・スカラ座は現代望みうる最高の組み合わせで、この録音でも卓越した音楽を聴かせる。コロナ禍においては歌の、中でも合唱を行うことを難しくさせた。2022年6月録音のヴェルディのオペラ合唱作品は、それを乗り越えて歌う素晴らしさ喜びを率直に伝える。『ナブッコ』『ドン・カルロ』『トロヴァトーレ』『アイーダ』の有名曲を収録。加えて合唱作品集では珍しい『シモン・ボッカネグラ』のプロローグの《万歳、シモン》を最後に置いているのは、シャイーと同郷でこの作品を愛した名指揮者クラウディオ・アバドへのオマージュのように思った。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.163(2023年4月20日発行号)掲載)
ミラノ・スカラ座によるヴェルディ「オペラ合唱曲集」というと、約半世紀前のアバドによるスカラ座音楽監督就任記念の同合唱曲集との比較が興味深い。当時の雑誌等メディア評では、リソルジメントに関連した作品を集めた、イタリア共産党の若き闘士アバドならではの一枚などという趣旨の記事が掲載されていたのを明確に記憶している。リソルジメント云々、共産党云々の真偽は別としても、当時、ややルーズで能天気な印象の強かったヴェルディ合唱曲集という領域において、非常に引き締まった、求心力の強い、覇気あふれる演奏を実現してみせたことで、聴く者に大きな衝撃を与えたものだ。あれから50年。シャイーが聴かせる同合唱曲集は、アバドのような「使命感に駆られた熱さ・覇気」はなく、もっと大らかで広がりのある演奏になっている。それゆえ、曲によっては物足りなく感じることもある。とはいえ、アバドのヴェルディ「オペラ合唱曲集」は、その後CD時代を迎えると、アバドが録音したオペラ作品やレクイエムの抜粋などがレコード会社によって勝手に付加され、当初の「メッセージ性」が完全に失われ、今や見るも無残な状態になっている。それを考えると、このシャイーの合唱曲集にも、大きな存在意義があると言えるのではないだろうか。
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