ノルウェー人ピアニスト、エイヨルフ・ダーレが前作に続きペア・ザヌッシ(b)とアウドゥン・クライヴェ(d)と作り上げた、トリオ第2弾
北欧のフォーク、クラシック、ジャズの影響を受けた、深い叙情性と情感に満ち感情を揺さぶる1枚
ノルウェー人ピアニスト、エイヨルフ・ダーレが『Being』(2021年)の成功に続き、長年のコラボレーターであるペア・ザヌッシとアウドゥン・クライヴェと作り上げた、トリオ第2弾。
エイヨルフ・ダーレは6歳よりピアノを始め、グレンランド地方でフリーランスのピアニスト、指揮者、編曲者として働く。2005年からノルウェー音楽アカデミーでパフォーミングジャズと即興について、ECMの諸作でお馴染みミシャ・アルペリンヨン・バルケらに師事。活躍はノルウェーに留まらず、アメリカ、ドイツ、オランダ、ポーランド、フィンランド、エストニア、デンマーク、スウェーデン、日本、イギリス、アイルランド、イタリア、中国といった国々でツアーや演奏を行っている。2016年発表の『Wolf Valley』がSpellemann Prize(ノルウェーのグラミー賞)にノミネートされるなど、その評価は鰻登り。
トリオは、デビュー・アルバム「Being」(EditionRecords、2021年)をリリースして以来、以前にも増して一緒に演奏することが多くなった。本作では、ペア・ザヌッシと アウドゥン・クライヴェがより早い段階から作曲に参加。「深い信頼とコラボレーションをテーマにしている」とエイヨルフ・ダーレは語る。
北欧のフォーク、クラシック、ジャズの影響を受けた音楽は、深い叙情性と情感に満ち、感情を揺さぶる。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)
今年も注目を集めそうなUKのEditionレーベルより、ノルウェーのイーヨルフ・ダーレによるニュー・アルバムが登場。北欧アーティストならではのひんやりとした空気感を纏ったピアノ・トリオ作品で、1990年代以降のECMやe.s.t.などの系譜を継ぎながらも自由で新しい感覚を備えています。小さめの鍵盤楽器スピネットでの演奏も絶妙なテイスト。数々の名演を残してきたベテラン・ドラマー、アウドゥン・クライヴェの唯一無二にして変幻自在なアプローチも素晴らしいの一言で、じっくり聴けば聴くほど楽しめる一枚となっております。
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.162(2023年2月20日発行号)掲載)