日本が世界に誇るコントラバス奏者・池松宏氏も「とんでもない奏者が現れた!」と絶賛するコントラバス奏者が現れました。その名はフロランタン・ジノ。2015年より、現代音楽を演奏する世界トップの集団、ムジークファブリークのメンバーとして活躍。クルターク、ラッヘンマンといった作曲家たちからの信頼があついだけでなく、マレのヴィオール作品からバッハ、そして現代音楽までをレパートリーにしているという驚異的な存在です。ここに収録されているバッハのシャコンヌも、これがコントラバスかと驚かされるような音色と弓さばきで演奏しています。通常このバッハのヴァイオリン・パルティータ第2番をコントラバスで演奏する場合、特にシャコンヌでは、バッハが楽譜に書き記したとおりには演奏できない部分がどうしても出てくるのですが、なんとフロランタンはバッハの譜面通りに和音も演奏(調性はト短調での演奏)しているという、超弩級の内容です。さらに、17世紀ヴァイオリン曲の至高の難曲ビーバーのロザリオ・ソナタの終曲、パッサカリアも収録しておりますが、その深い世界には圧倒されます。 (C)RS
JMD(2023/03/15)
「とんでもない奏者が現れた!」
池松宏も大絶賛のコントラバス奏者フロランタン・ジノ
衝撃のシャコンヌ
日本が世界に誇るコントラバス奏者・池松宏氏も「とんでもない奏者が現れた!」と絶賛するコントラバス奏者が現れました。その名はフロランタン・ジノ。
2015年より、現代音楽を演奏する世界トップの集団、ムジークファブリークのメンバーとして活躍。クルターク、ラッヘンマンといった作曲家たちからの信頼があついだけでなく、マレのヴィオール作品からバッハ、そして現代音楽までをレパートリーにしているという驚異的な存在です。ここに収録されているバッハのシャコンヌも、これがコントラバスかと驚かされるような音色と弓さばきで演奏しています。通常このバッハのヴァイオリン・パルティータ第2番をコントラバスで演奏する場合、特にシャコンヌでは、バッハが楽譜に書き記したとおりには演奏できない部分がどうしても出てくるのですが、なんとフロランタンはバッハの譜面通りに和音も演奏(調性はト短調での演奏)しているという、超弩級の内容です。さらに、17世紀ヴァイオリン曲の至高の難曲ビーバーのロザリオ・ソナタの終曲、パッサカリアも収録しておりますが、その深い世界には圧倒されます。興味深いのが、通奏低音としてテオルボのほかシンセサイザーが共演していること。シンセサイザーを演奏するのは1987年南仏ペルピニャン生まれのファニー・ビセンス。アコーディオン奏者としても活躍し、バロックから現代音楽まで意欲的な活動を見せ、古楽声楽アンサンブルのレ・クリ・ド・パリと共演したり、フランス初の微分音アコーディオンを奏するなど目が離せない存在で、オリジナルの楽譜の通りにアコーディオンで「ゴルトベルク変奏曲」を演奏したCDでも話題となりました(PTY 14211110)。テオルボ奏者のカロリーヌ・ドゥルムはコンセール・スピリチュエル(ニケ指揮)などで活躍、ブーレーズ指揮によるブーレーズ:The Hammer with No Master(主なき槌)のCD録音にも参加した人物。非常に鋭い感性の光る三名によるバロック作品、大注目です!
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2022/12/28)