フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年02月17日 |
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規格品番 |
NYCX-10375 |
レーベル |
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SKU |
4589538787677 |
ニコライ・カプースチン(1937-2020)は現ウクライナのドンバス地方(当時はソ連の一部)に生まれました。アメリカ発の短波放送Voice of Americaで聴いたジャズに魅了され、名門モスクワ音楽院で学ぶ間にジャズ・ピアニスト及び作曲家として評判を得ます。近年日本でも人気急上昇中のカプースチンの曲は「ジャズっぽいクラシック」というよりもジャズそのもの。しかしホットなアドリブが展開しているような箇所でもすべてが音符として書きこまれていることに驚かされます。音楽院卒業後はジャズとクラシック双方のオーケストラに加わり、放送局のオーケストラでは当時の最先端の音楽から映画音楽まで非常に広いレパートリーを演奏し、この経験がオーケストレーションのセンスを磨くのに役立ちました。
ここに収められた3曲はいずれも演奏時間20分前後の曲。ピアノ協奏曲第4番は冒頭からノリの良いリズミカルな音楽が展開し、ジャズ・パーカッショニストの経歴を持つピアニスト、フランク・デュプレーが切れの良い演奏を聞かせます。ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲は古き良きアメリカン・ポップスを思わせるテイストで、歌とスイング感にあふれたヴァイオリンのカンタービレが更なる魅力を加えます。室内交響曲はカプースチンとしてはモダンな作風。カプースチンの三つの顔を味わえるアルバムです。
※国内仕様盤には音楽全般(クラシック、ジャズ、映画音楽など)を深く掘り下げて、分かりやすく伝えることで定評の小室敬幸氏の解説が付属します。
アルバムに含まれる「ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」が2023年3月21日に神奈川フィルでの日本初演が決定しました。(ピアノ・・・角野隼斗/ヴァイオリン・・・コンサートマスターの石田泰尚)
極めて知的で洗練された作品なのにムズカシイこと抜きで楽しめる、こうした音楽が演奏会のプログラムに載るようになると「現代のクラシック」として定着してゆくことでしょう。
ナクソス・ジャパン
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:00:00
ニコライ・カプースチン(1937-2020):
1. ピアノ協奏曲第4番 Op. 56(1989)
ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 Op. 105(2002)
2. I. Allegro non troppo
3. II. Largo
4. III. Allegretto
室内交響曲 Op. 57(1990)
5. I. Largo - Allegro con brio - Allegretto
6. II. Grave
7. III. Toccata (Vivo)
【演奏】
フランク・デュプレー(ピアノ)
ロザンネ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
カーセ・スカリョーネ(指揮)
【録音】
2020年10月26-31日
Erlenbach, Sulmtalhalle(スイス)
2020年12月3、4日
Heilbronn, Harmonie(ドイツ)
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1.[CD]
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カプースチンの「ピアノ協奏曲第4番」がジャズ風味濃厚な名曲でオススメ! 最初に聴いたとき思い出したのが、グルダが作曲した「チェロと吹奏楽のための協奏曲」より第1楽章。ドラムやギターが入ったノリノリの楽しさがクラシックを超越し、見事に融合された名曲。カプースチンもキャッチーなメロディ、ピアノの超絶技巧に魅了され、ピアノとドラムの掛け合いもかっこ良い。なんと音の全てが譜面に記されており、即興の入る余地は無いそう。即興で演奏しているかのようにも聴こえる、これもカプースチンの魅力。聴いた後にまた聴きたくなる中毒性。この楽曲に詰まった魅力の破壊力がすごい。
intoxicate (C)上村友美絵タワーレコード (vol.153(2021年8月20日発行号)掲載)
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