現代を代表する映画音楽作曲家レイチェル・ポートマンによるピアノ自作自演集。
レイチェル・ポートマン/ビヨンド・ザ・スクリーン ～ ピアノ演奏による自作映画音楽集

1996年のイギリス映画「エマ」で女性として初のアカデミー賞の作曲賞を受賞し、「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」などで知られるレイチェル・ポートマンが、自らのキャリアを振り返り、叙情的なメロディと純粋で透明なオーケストレーションで知られ最高のサウンドトラックのヒット曲をピアノ組曲としてアレンジしたアルバムの完成です。
レイチェル・ポートマン(1960年-)は、イギリス・イングランド・サリー州ヘイズルミアに生まれ、14歳で作曲を始め、オックスフォード大学のウスター・カレッジで音楽を学び、マイク・リー監督の「7月、ある4日間』」やジム・ヘンソンの「ストーリーテラー」シリーズなど、BBCやチャンネル4の映画でドラマの音楽を担当し経験を積みました。「ある公爵夫人の生涯」「オリヴァ・ツイスト」「クライシス・オブ・アメリカ」「わたしを離さないで」「愛されし者」「バガー・ヴァンスの伝説」「僕のワンダフル・ライフ」「フェアリー・ゴッドマザー」「ワン・デイ 23年のラブストーリー」などの映画、テレビ、劇場用に100以上のスコアを書いています。映画『エマ』のオリジナルスコアで女性作曲家として初めてアカデミー賞を受賞。また、「サイダーハウス・ルール」と「ショコラ」でアカデミー賞にノミネートされ、「ベッシー/ブルースの女王」ではエミー賞を受賞しています。
舞台やコンサートホールでは、ヒューストン・グランド・オペラでサン=テグジュペリの「星の王子さま」をもとにした創作オペラ(2003年)、BBCプロムスのために気候変動に着想を得たドラマチックな合唱シンフォニー「The Water Diviner's Tale」(2007年)を作曲しています。高名な作家であるマイケル・モーパーゴ卿とは定期的にコラボレーションを行っており、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と青年合唱団のためにクリスマス・キャロル「We were there」(2014)を共に作曲。2013年の世界環境デー・コンサートのために北京の国立舞台芸術センターから委嘱されたオーケストラ作品"Endangered" (2012)を作曲。2019年にはBBCシンガーズのために、シンガーソングライターのニック・ドレイクがテキストを書き、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリの言葉も引用した "Earth Song "を作曲。ポートマンはBBC1のクリスマス・アニメーション特番「ミミとまいごの赤ちゃんドラゴン」(2019年)の音楽を担当。2020年には作曲家ピアニストとして初のアルバム『アスク・ザ・リバー』をノード・レコードに録音。彼女の「エデン」プロジェクトのコラボレーションでは、メゾ・ソプラノのジョイス・ディドナートと、ジーン・シャイアーが歌詞をつけたオーケストラとメゾのための歌曲「世界で一番はじめの朝」(2021)を作曲し披露され全世界で絶賛されています。
ソニー・ミュージック

発売・販売元 提供資料 （2022/12/23）