PIVOTはピアノトリオとしてメンバー大石麻維子Pf、佐々木善暁Bs、渡邉愛子Drsの各々の個性を生かしたオリジナルな音楽を求めるべく2017年に結成し2018年にはPIVOT名義のアルバムをリリースする。その後にサポートとして里村稔Ss & Tsを迎え、PIVOT+として新たに録音し今回のリリースとなった。

PIVOT+は緊密なコラボレーションで繰り広げられるピアノトリオに里村のサックスが加わる事により表現の厚みが増し、メンバーそれぞれの作曲した曲を持ち寄りアレンジする事でバラエティー豊かな内容の濃い作品に仕上がっている。

メンバーはアグレッシブかつ、きめ細やかな大石麻維子のピアノ、やさしくフォローアップし、美しいアルコの響の佐々木善暁のベース、しっかりとしたリズムで曲にアクセントを加えていく渡邉愛子のドラムス、関西ジャズの中堅でもあり、的確なソロと情感たっぷりに歌いあげる里村稔のソプラノ&テナーサックス。

タイトルのトロピカル・ドリームはコロナ禍で明るく前向きになりたいという気持ちからなのだが、一曲目の軽やかなラテンテイストの曲の他、#2のベースのアルコから始まる深い音色のシェルブールの雨傘のテーマ曲、#3のミディアムテンポの懐かしい雰囲気、#4のこの時代を力強く突き進む決意を込めた速いテンポの三拍子の曲、そしてラストの#8は、暖かな光に包まれるような美しいバラード曲～等々、メンバーそれぞれが音楽に思い描いていたジャズを作り出している。アルバムを聴きこむほどにPIVOT+のミュージシャンの思いが見えてくる。

発売・販売元 提供資料 （2022/12/21）

PIVOT+は緊密なコラボレーションで繰り広げられるピアノトリオにサックスが加わる事により表現の厚みが増し、メンバー各々の作曲した曲とアレンジでバラエティー豊かな内容の濃い作品に仕上がっている。 (C)RS

JMD （2022/12/28）