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文学は予言する 新潮選書
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商品の情報

フォーマット

書籍

構成数

1

国内/輸入

国内

パッケージ仕様

-

発売日

2022年12月21日

規格品番

-

レーベル

ISBN

9784106038938

版型

B6

ページ数

304P

商品の説明

トランプ政権誕生で再びブームとなったディストピア小説、ギリシャ神話から18世紀の「少女小説」まで共通する性加害の構造、英語一強主義を揺るがす最新の翻訳論――カズオ・イシグロ、アトウッドから村田沙耶香、多和田葉子まで、危機の時代を映し出す世界文学の最前線を、数々の名作を手がける翻訳家が読み解く。

作品の情報
メイン
著者
収録内容

構成数 | 1枚

はじめに
第一章 ディストピア
1 抑圧された世界――ディストピア小説のいま
ユートピアとディストピアは表裏一体/リバイバルヒットするディストピア小説たち/ディストピア三原則/一、「国民の婚姻・生殖・子育てへの介入」/二、「知と言語(リテラシー)の抑制」/三、「文化・芸術・学術への弾圧」/「SF」から「やさしい日常」へ――ヴェルヌから川上弘美まで/一九一八年のフェミニズム・ディストピア/産む権利、産まない権利――セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ/「かがやく子ども」のディストピア

2 『侍女の物語』の描く危機は三十五年かけて発見された
当初は「あり得ない世界」だった/だれも信じなかった管理監視社会/アメリカの行方を変える中絶禁止法/被害者が沈黙させられる国家/もはや空想物語ではない

3 大きな読みの転換――『侍女の物語』と『密やかな結晶』
続編『誓願』はなぜ対照的な作風なのか?/一九九四年の大江健三郎評/翻訳による「後熟」が起こった/ファンタジーとディストピアの違い

4 拡張する「人間」の先に――ポストヒューマニズムとAI小説
『わたしを離さないで』が開いた地平/人に似せた創造物――『フランケンシュタイン』から『クララとお日さま』まで/人間の「生」の継続とは?/個人データという「魂」/「いいね」元年のSNSディストピア小説

5 成功物語の限界――メリトクラシー(能力成果主義)という暗黒郷
貴族社会と能力主義社会、どちらを選ぶ?/アメリカン・ドリームの終焉/自由の国アメリカの皮肉/東アジアのメリトクラシー――平野啓一郎、チョ・ナムジュ/「縦の旅行」をする

6 もはやリアリズムとなったディストピア
アメリカの図書館を襲う「撤去要請」/ディストピアに巻き込まれるディストピア小説たち/作家への弾圧――『小説禁止令に賛同する』/「散文」のもつ威力とは? 近代小説の誕生/『ジュリアス・シーザー』が発揮した情報戦争とナラティブ戦略/リアリズムで書かれたディストピア――『日没』

第二章 ウーマンフッド

1 舌を抜かれる女たち

2 男性の名声の陰で

3 シスターフッドのいま

4 雄々しい少女たちの冒険

5 からだとケア労働

6 文学における女性たちの声

第三章 他者
1 原作者と翻訳者の無視できないパワーバランス

2 パンデミックの世界に響く詩の言葉

3 リーダーの雄弁術

4 盛りあがる古典の語り直し

5 ますます翻訳される世界――異言語と他者性のいま

6 多言語の谷間に――多和田葉子

7 日本語の来た道――奥泉光

8 小説、この最も甚だしい錯覚

9 アテンション・エコノミーからの脱却――それは他者と出会うこと

おわりに
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