FULL OF HELL meets THE BODY=エクストリーム系オルタナティヴの粋YoshimiO(BOREDOMS)他多彩なコラボレーターと制作したビート/エレクトロニクス/ヘヴィ・ミュージック!本作はパンデミック禍に制作を進行。前作を踏襲する路線ながら、ビートのテンポを落とし、歌とヴォーカルに比重を置いた仕上がり。Kristinは参加せずデュオ編成になっているが、代わりに数多くのコラボレーターを招待。MIDWEST、Lane Shi Otayonii (ELIZABETH COLOUR WHEEL)、Claire Rousayといったノンバイナリー最先鋭アーティストからベテラン・ラッパーFrukwanを配する、時代を見据えたセンスが発揮される。YoshimiO(BOREDOMS)とGangsta Boo(THREE 6 MAFIA)の共演は音楽的にも世界観的にも本作を象徴するナンバーだ。 (C)RS
JMD(2022/12/20)
FULL OF HELL meets THE BODY=エクストリーム系オルタナティヴの粋YoshimiO(BOREDOMS)他多彩なコラボレーターと制作したビート/エレクトロニクス/ヘヴィ・ミュージック
2010年代以降のエクストリーム系オルタナティヴの頂点として多方面に影響とインパクトを与え続けるFULL OF HELLとTHE BODY。FULL OFHELLはMERZBOWやNOTHING等、THE BODYはTHE HAXAN CLOAKやUNIFORM等とのインディ史に残る名コラボ作をはじめ多数の共演作をリリースしてきたばかりか、両者連名名義でのコラボ作も発表、一緒に来日公演を行うなど盟友関係にある。その両バンドの頭脳ともいうべきメイン・マン同士が組んだのがこのSIGHTLESS PITだ。2017年に2人のレコーディング・プロジェクトとして始動、後にLINGUA IGNOTAことKristin Hayterが加わりトリオ編成となる。2020年発表の1st作『Grave of a Dog』は折衷度の高いビート/エレクトロニクス/ヘヴィ・ミュージックとして高評価を得た。
本作はパンデミック禍に制作を進行。前作を踏襲する路線ながら、ビートのテンポを落とし、歌とヴォーカルに比重を置いた仕上がり。Kristinは参加せずデュオ編成になっているが、代わりに数多くのコラボレーターを招待。MIDWEST、Lane Shi Otayonii (ELIZABETH COLOUR WHEEL)、Claire Rousayといったノンバイナリー最先鋭アーティストからベテラン・ラッパーFrukwanを配する、時代を見据えたセンスが発揮される。YoshimiO(BOREDOMS)とGangsta Boo(THREE 6 MAFIA)の共演は音楽的にも世界観的にも本作を象徴するナンバーだ。
発売・販売元 提供資料(2022/12/19)
ボディとフル・オブ・ヘルのメンバーが組んだエクスペリメンタルなコンビが2作目を投下。ノイズやグラインドコア、インダストリアルの異界を生み出す連中だが、今回は曲ごとにクレア・ラウジーやミッドワイフ、フルークワン(グレイヴディガズ)ら客演を迎えたためか楽曲の輪郭やビート感がくっきりして聴きやすい(?)。"Calcified Glass"ではYoshimiOが広げた裂け目からギャングスタ・ブーがマイペースに登場! とにかく一聴の価値あり。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.471(2023年2月25日発行号)掲載)