「世界中の毎日をおどらせる」をテーマに掲げ、同じ大学の軽音サークルメンバー6人で結成されたLucky Kilimanjaro。
そんな彼らの傑作3rdフルアルバムが待望のアナログ化!
ボーカル・熊木幸丸による、時代や自己の内部に深く向き合いながらもまるで友達のように親密に聴き手へと寄り添う歌詞。
そして、先鋭的なポップミュージックのビート感やサウンド感を貪欲に取り入れながらも、きっと多くの人が懐かしさを感じるであろうサウンド。
バンドミュージックならではのアンサンブルのふくよかさと熱狂を持ちつつも、日本語の歌としての喜びも突き詰めていくLucky Kilimanjaroは、今日も明日も世界中の毎日をおどらせ続けている。
発売・販売元 提供資料(2022/12/14)
エレクトロ・スウィング"I'm NOT Dead"とブラジリアン・ハウスな"踊りの合図"という冒頭の2連打からしてご機嫌な3作目。"足りない夜にまかせて"のようなハウス・マナーの楽曲と、"ぜんぶあなたのもの"などのアーバンなR&Bを中心に構成された、とことん気持ち良い愉楽盤だが、リリックからはダンス・ミュージックへの真摯な思いも覗く。EDMのチャラい要素をポジティヴに転化した"果てることないダンス"が素晴らしい。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.460(2022年3月25日発行号)掲載)