GADORO、自身が新たに設立したレーベル<Four Mud Arrows>から放つ最新アルバム。 (C)RS
JMD(2023/01/19)
GADORO、自身が新たに設立したレーベル「Four Mud Arrows」から放つ最新アルバム。
from GADORO
新たに独立という道を選んで動き始めたものの、正直右も左も前も後ろも分からない状態でした。そんな中での制作は本当に大変でしたが、立ち上げた新しいレーベル「Four Mud Arrows」の仲間達が自分のことを信じて頑張ってくれて、自分自身もその頑張りをこの目で見て力にして制作に向けての感情を保ちながら音楽を作ることが出来ました。そういった"レールの外れた列車から再出発する"という意味をこめて「リスタート」というタイトルにしました。新しいアルバムを発表する度に毎回最高傑作が出来たと思うんですが、今回も、今回こそ「韻贅生活」を超える進化を遂げた最高傑作が完成したと自負しております。
アルバムを通して一貫して言えることは、全て宮崎の田舎町で平凡に生きてきた中での私生活や感情、風景、当時から現在に至るまでの考えをそのまま楽曲に落とし込んだということです。その中で自分自身が挑戦したことのないフロウだったり心地良いメロディや韻などを自分なりに意識しながらも、やはり自分の1番の武器であるリリックの内容を底上げしていきました。リリックについてはありふれた言葉ではなく分かりやすい表現。韻については自分と対極な生活、思想を描いてる人を皮肉を交えながらライムすることを意識してます。是非その辺りも意識して聴いて欲しいです。
発売・販売元 提供資料(2023/01/17)
快作『韻贅生活』からおよそ1年半、コロナ禍で中止になった前々作のぶんも含むツアーの敢行や初のライヴDVDリリースも経たGADOROが、自身のレーベル=Four Mud Arrowsを設立してから初となる通算6枚目のアルバムを堂々の完成。独立したことが結果的に改めてのハングリーさをマイクに宿らせたのか、スキル的にもフロウのヴァリエーションやメロディー感を増しつつ、さまざまな感情の起伏を楽曲へと濃密に落とし込んでいる。サウンド・プロデュースには先行曲"ここにいよう"のDJ RYU-G、"ラッパーなのに"のKiwyをはじめ、LIBRO、hokuto、PENTAXX.B.F、ikipedia、S-NA、LITTLE_D&GOWLANDを起用。あとがきのような"最後に"でシメる雰囲気もおもしろい全13曲!
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.471(2023年2月25日発行号)掲載)