美しきコンチェルトで奏でる『狂(KLUE)』の先のオルタナ
呪術的グルーヴで踊り狂わせられた傑作『狂(KLUE)』より約3年、現代オルタナの最高峰へと到達したGEZANが再び観たことのない世界へと誘う。'21年にフジロックにて初披露となったGEZAN With Million Wish Collective名義での今作は、"人間が持つ変えの利かない声"をテーマに制作。導入からの(2)は前作のトライバルビートを踏襲し、楽曲終盤にはかの名曲から拝借したフレーズをひたすら繰り返す。強烈なスローガンをバックにマヒトゥが世を憂う(4)、GEZAN流讃美歌でかすかな希望を指し示す(7)等、これはコンチェルトで奏でる最新鋭オルタナという名の凄まじい凶器だ。 (C)名古屋パルコ店:塚元 雄太
タワーレコード(2023/02/17)
FUJI ROCK FESTIVAL2021で鮮烈なデビューを果たしたGEZAN With Million Wish Collective名義でのNEW ALBUM『あのち」』。データ化され、取捨選択される時代に、人間が持つ変えの利かない声をテーマに制作された、トライバルパンクの最先鋭形。輪唱やボイスなど複数のレイヤーを編み込み、独自のシームレスでもってアルバムという形態に一つの生命体「あのち」を浮かび上がらせる、ファンタジーとドキュメンタリーを行き来する音響絵巻。3年ぶり6枚目のFULL ALBUM。 (C)RS
JMD(2022/12/30)
『狂(KLUE)』から3年ぶりとなる、ニュー・アルバムが遂にリリース決定!!!!
FUJI ROCK FESTIVAL2021で鮮烈なデビューを果たしたGEZAN With Million Wish Collective名義でのNEW ALBUM『あのち」』。データ化され、取捨選択される時代に、人間が持つ変えの利かない声をテーマに制作された、トライバルパンクの最先鋭形。輪唱やボイスなど複数のレイヤーを編み込み、独自のシームレスでもってアルバムという形態に一つの生命体「あのち」を浮かび上がらせる、ファンタジーとドキュメンタリーを行き来する音響絵巻。3年ぶり6枚目のFULL ALBUM。土着と宇宙の間を点滅するカバーイラストにIzumi Kato。Recording & Mixing engineerには前作に続き、現在、GEZANのライブのオペレーションも行っているDUB界の巨匠、内田直之が行っており、混乱する時代にカウンターを放つ現行オルタナティブの一つの到達点である。
発売・販売元 提供資料(2022/12/28)
GEZAN3年ぶりのニュー・アルバムは、2021年のフジロックで初めて姿を現した異形の聖歌隊・Million Wish Collectiveとの連名作。全編でフィーチャーされる合唱コーラス、ハードコアとフリージャズの熱量を併せ持ったハイエナジーなバンド演奏を組み合わせ、エンジニアの内田直之によるダビーなミックスで仕上げられた壮絶な音響絵巻は、混沌を極める現代社会の映し鏡だと言っていいだろう。しかし、ただカオティックなだけではなく、声のみでトラックを構築した"TOKYO DUB STORY"、ゴスペルチックな"萃点"、アフロ・パーカッションを用いた"The Third Summer of Love"など、多彩なアプローチとユーモアのセンスはこのバンドならでは。聴き手の能動性を刺激する、怒りと光のシュプレヒコール。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)