ジュノ賞を複数回獲得するカナダの偉大なソングライター、ロン・セクスミス。
リッチなバロック風のポップスを鳴らす17枚目のアルバム。
ロン・セクスミスはニュー・アルバム『The Vivian Line』をリリース。これは、ロンの17枚目のアルバムで、自身によって書かれ、演奏された12曲の新曲が収録されている。「The Vivian Lineは、僕らが住んでいるストラトフォード(オンタリオ州)のすぐ近くにある田舎道だ。街を離れなければならないときは、いつでもThe Vivian Lineに飛び乗り、高速道路へと乗り出す。ここに引っ越してきた時、この名前を不思議に思って、興味をそそられたんだ。それは、まるで、トロントでの古い生活から新しい段階への脱出を表しているようだ。一方、昔の生活に戻らなければならない時の入り口みたいなものでもある。レコーディングはナッシュビルでBrad Jones(プロデューサーでパワー・ポップのシンガー/ソングライター。Josh Rouse、Cotton Mather、Chuck Prophet、Matthew Sweet、Imperial Drag、Jill Sobule、Marshall Crenshaw等のプロデュースをおこなう)とおこなった。Bradは僕の以前のレコード、『Other Songs』、『Whereabouts』、『Blue Boy』の3枚でベースを弾いている。『The Vivian Line』のサウンドはとても贅沢で、ほとんどバロック風のポップスで、『Whereabouts』の遠い親戚のような作品だ。曲のほとんどは、自分自身が置かれている人生のステージや、すべてを理解しようとしていることにインスパイアされたものだ」とロンは語る。
発売・販売元 提供資料(2022/12/29)
ナッシュヴィルに赴き、旧知のブラッド・ジョーンズをプロデューサーに立てて作られた、『Hermitage』以来の新作。特徴は、フォーキー・バラードの先行曲"When Our Love Was New"などストリングス・セクションが効力を発揮する曲が多いこと。ときにノスタルジックな空気を醸成する役割を果たし、深みのある色合いと味わい深いフォルムを生み出している。名作『Whereabouts』の世界がより格調高くなってよみがえった感じと言えようか。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.471(2023年2月25日発行号)掲載)