Cookin' with Jaws and the Queen: The Legendary Prestige Cookbook Albums

テナー・サックス奏者Eddie "Lockjaw" Davisの生誕100周年を記念して、Shirley Scottと共演した1958年のCookbookアルバム "Cookbook, Vol. 1, " "Cookbook, Vol. 2," "Cookbook, Vol. 3," と "Smokin'"の4枚のアルバム・コレクションがリリース。

4枚のアルバムは全てエンジニア、ルディ・ヴァン・ゲルダーによってステレオ録音されたもの。

GRAMMY(R)受賞エンジニアBernie Grundmanによって、オリジナルのアナログ・テープから新たにリマスターされた音源を採用。
また、本4CDヴァージョンには、1958年のセッションで録音されたものの、オリジナルLPには収録されていない3曲のボーナス・トラック「Avalon」、「Willow Weep For Me」、そして「But Beautiful」の別テイクをボーナス・トラックとして収録。また、レコーディング・セッションの写真と、DCジャズフェスの芸術監督を務めるジャズ・ジャーナリストのウィラード・ジェンキンスによる詳細なライナーノートが掲載された豪華ブックレットが同梱。

このパッケージに収録された4枚のアルバムは、1958年6月20日、9月12日、12月5日の3回のセッションにまたがってヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたもの。この頃のグルーヴ志向は、いわゆるハードバップ派のファンキーな分派で、ソウル・ジャズと呼ばれており、当時34歳のヴァン・ゲルダ―が力を入れたセッションでもある。エディ・デイヴィスは、切れ味の良い、一目でそれとわかるタフなテナーの音色を持ち、誰とでもサックスバトルを繰り広げることができた。早くからクーティ・ウィリアムス(1942-1944)、ラッキー・ミリンダー、アンディ・カーク(1945-1946)、ルイ・アームストロングのバンドで演奏し、経験を積んだが、1946年から自分のグループを率いるようになり、リーダーとしての初期の録音は、ホーンの絶叫を多用した爆発的なR&Bという感があったが、あるセッションでファッツ・ナヴァロと意気投合。その後デイヴィスはカウント・ベイシー楽団に1952年から1953年、1957年、1964年から1973年まで在籍し、シャーリー・スコットのトリオと1955年から1960年まで組んだ。1960年から1962年にかけては、デイヴィスと同じく闘志あふれるテナー仲間のジョニー・グリフィンと刺激的な演奏やレコーディングでコラボレーションをした。1963年から1964年にかけてブッキング・エージェントになるために一時引退した後、デイヴィスはベイシーに再入会した。晩年、ロックジョーはハリー・"スイーツ"・エジソンとしばしばレコーディングし、死ぬまで多忙なソリストであり続けた。

Marking saxophonist Eddie "Lockjaw" Davis centennial, the 2023 anthology Cookin with Jaws and the Queen: The Legendary Prestige Cookbook Albums spotlights the ebulliently earthy collaborations between the tenor icon and organist Shirley Scott. As a key member of the Count Basie band of the 1950s, Davis established his authoritative style as one that could be throaty and gruff one minute and velvet-soft the next. However, it was his work with Scott -- an effusively gifted player steeped in gospel and blues -- from about 1955 to 1960 that cemented their legacies and helped to popularize the soulful, hard-swinging organ trio sound. Culled from several 1958 sessions, Cookbook, Vol. 1, Cookbook, Vol. 2, Cookbook, Vol. 3, and Smokin (all featured here) remain some of the most potent and memorable of their recordings. They are joined by Scotts band of the time, including drummer Arthur Edgehill, reed player/flautist Jerome Richardson, and bassist George Duvivier. Together, they dig into a mix of standards and some originals that strike a warm balance between Basie-esque swing, bop, groove-oriented R&B, and slow-burning blues. Of the latter, the groups 12-minute take on Johnny Hodges "In the Kitchen" on Vol. 1 is a standout, as is the steamy, gospel-inflected "The Rev" off Vol. 2. Equally engaging originals pop up along the way, including Davis frenetic "Have Horn, Will Blow," the sparkling "The Chef", and the trio of food-themed cuts on Vol. 3: "Heat n Serve," "The Goose Hangs High," and "Simmerin." The standards are just as delicious, with Davis and Scott cutting deep into ballads like "My Old Flame" and "Stardust." ~ Matt Collar