2005年のUKロック界を激震させただけでなく、ロック史上最も優れたデビュー作のひとつとして高く評価されるデビューアルバム。
その後、輝かしいキャリアを歩むこととなるバンドの若々しい高揚感と、すでに卓越した才能を見せるソングライターによる楽曲が見事に調和した傑作。
シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」「When the Sun Goes Down」を収録。その年の主要音楽賞を総なめにするだけでなく、NMEが選ぶ『史上最高のアルバム500枚』や、Rolling Stoneが選ぶ『史上最高のデビューアルバム・ベスト100』『2000年代のアルバム・ベスト100』にも上位にランクインするなど、イギリス音楽史上、最も重要な作品のひとつとされている。
発売・販売元 提供資料(2022/11/21)
ニューウェイヴ・リヴァイヴァルの終焉と共に停滞することが濃厚と思われたUKロック・シーン。そんな重苦しい空気をたった一枚のミニ・アルバムで吹き飛ばし、デビュー・シングルではUKチャート初登場1位をあっさり獲得! ストロークスやリバティーンズ、フランツ・フェルディナンドが登場した時に感じた、焼き直しではない確かなオリジナリティーと規格外の爆発力、そして聴く者の全身の血を沸騰させる情熱のビートであっという間に2005年度の最強新人となった、見た目は中学生4人組が待望のファースト・アルバムをリリース。ザ・フーやキンクス、オアシスなどが引き合いに出されているが、もうそんなことはどうでもよい! 疾走感溢れる曲もバラードも、計13曲どこを切ってもアークティック・モンキーズで、金太郎飴ならぬ猿飴状態! 2006年は、10年に一枚の傑作を携えた彼らを中心に世界が回ることは間違いない。
bounce (C)白神 篤史
タワーレコード(2006年01,02月号掲載 (P79))