大阪発、幾何学的混沌のアンサンブルと曲展開に人知を超えた歌詞世界を描く歌、インダストリアルトライバルな質感の破壊的メタルパーカッションを加えた異形のグルーヴで揺らし続けたBIRUSHANAHのベーシスト加入後初のスタジオアルバム。 (C)RS
JMD(2022/12/14)
大阪発、幾何学的混沌のアンサンブルと曲展開に人知を超えた歌詞世界を描く歌、インダストリアルトライバルな質感の破壊的メタルパーカッションを加えた異形のグルーヴで揺らし続けたBIRUSHANAH、ベーシスト加入後初のスタジオアルバム。
大阪発、異形の轟音プログレッシヴサウンドを鳴らし続けてきたBIRUSHANAH。スタジオフルアルバムとしては4年ぶりのニューアルバム!
今回は長らくに渡り空席であったベーシストを迎え4人態勢になり更なるグルーヴの高まり、サウンドアレンジの奥行きと生命力を見事なまでにパッケージング。各プレイヤーの息吹を感じさせる力作となった。
荒れ果てた大地を斬り裂くかのように鳴らされる轟音ギター、トライバルかつ数学的アプローチのビートを野生の感覚で情熱的に推し進めるドラム、地を這う獣のように不気味に蠢きながらバンドに新たな命を宿す事を果たしたベース、摩訶不思議な祭囃子感はそのままによりインダストリアルサウンドへ接近した軋轢のメタルパーカッションが絡み合い回転する原始の曼荼羅アンサンブルのうえをのたうち歌い上げる情念の歌と邪気を成仏させる尺八が燃える全7曲約1時間。
録音は前作と同じくPALMのギタリストでもあるエクストリームエンジニアAkira Inadaが担当。前作・前々作から深化し更なるバンドの深部を照らす音響効果をもたらす事に成功。ジャケットアートワークは、ヴァイナルディガーとしても知られアングラ音楽に造詣の深い、大阪を代表するコラージュ・アーティストMEMENTOが主宰するデザインワークス:BOURGEON DESIGNによるもの。
発売・販売元 提供資料(2022/11/22)
暗夜、天に怪星瞬き、昼にも俄かに巨星墜ち、
地には夥しき蟲溢れ、作物を喰い荒し、
悪の華は狂い咲き、毒茸のみ肥え太る。
かつては麗しき音楽を奏でしその弓を
兇器となして君は戦場へ赴くや?
それとも金属を武器に鋳直すことを拒みて
その金物一式を楽器となすや?
娑婆では無常の風鋭くなれど、
地の底では常闇のお座敷牢で蟲を肴に忘恩会。
〽富士の高嶺に降る星も
京都先斗町に降る星も
星に変りはないじゃなし
堕ちて流れりゃ皆同じ
蝕まれ、廃れきった徳義もまた、
燦々たる陽光を浴びれば甦るであろうか?
この牢獄を君の墓穴とするのか、
もしくは、ここを君の銃身として
新たなる世界へと君自身を発砲するのか?
天と地が相呼応して破獄するときに、
沼の泥からビルシャナが現出する……。