Low - Life (Definitive Edition) ［LP+2CD+2DVD+Hard Cover Photobook］

80年代英国音楽シーンを代表する最重要グループの一つ、ニュー・オーダー。
彼らが1985年に発表した3rdアルバム『LOW-LIFE』が、ディフィニティヴ・エディションとなってここに登場!
オリジナル・アルバムに加え、未発表音源を多数収録したボーナスCD、85年の日本公演を含む当時のライヴ映像などを多数収録した2枚のDVDを収録したこのボックス・セットで、アコースティックなサウンドとエレクトロニック・サウンドを見事に融合させ、ニュー・オーダーとしての本質をより明確化した彼らの美学がより鮮明な形となって提示される…!

80年代英国音楽シーンを代表する最重要グループの一つ、ニュー・オーダー。2019年に発売された彼らの記念すべきデビュー・アルバム『MOVEMENT』のディフィニティヴ・エディション、そして2020年に発表したセカンド・アルバム『POWER, CORRUPTION & LIES』のディヴィニティヴ・エディションに続き、アコースティックなサウンドとエレクトロニックなサウンドを見事な形で融合させ、ニュー・オーダーというバンドの本質をより明確化した、サード・アルバムにして美しき名作『LOW-LIFE』が、ここに「ディフィニティヴ・エディション」となって登場する!

1983年に発表した『POWER, CORRUPTION & LIES』でジョイ・ディヴィジョンの呪縛から完全に解き放たれ、自身の新たな美学を提示した彼らが、ジョイ・ディヴィジョンからニュー・オーダーへと続く音楽的な移行を完了させた作品が、1985年発表の今作『LOW-LIFE』だ。ニュー・オーダーの作品の中でももっとも力強い作品として称されるこのアルバムは、ポスト・パンクからダンス・ロックへとそのスタイルをシフトさせていったその瞬間を捉えたものであり、ロックとダンスの両立を見事にシーンに提示したアルバムだと言えるだろう。
(1/2)

今回発売される『LOW-LIFE [DEFINITIVE EDITION]』は、オリジナル・アルバム楽曲を収録した180グラム重量盤アナログとCD、そして貴重なレア音源を収録したCD、当時のライヴを複数収録した2枚のDVDという計5枚のディスクに加え、貴重な写真や全バンド・メンバーの最新インタビューなどを掲載した美しい装丁のハードカバー・フォトブックを同梱した豪華仕様パッケージでのリリースとなる。

ジャム・アンド・ブリタニア・ロウ・スタジオでニュー・オーダー自身がプロデュースを務めて発表したこの『LOW-LIFE』を収録した1枚目のCDと180グラム重量盤アナログは、ピーター・サヴィルがデザインしオリジナル発売時にも採用されていた厚手のトレーシング・ペーパー仕様のパッケージが使われている。なお、CDに同様のパッケージが採用されるのは、今回が初となる。そして、ボーナスCDとなる2枚目のCDには、「Love Vigilantes」や「Sub-Culture」のインストゥルメンタル・ヴァージョンや、「Sooner Than You Think」の未編集フル・レングスバージョンといった未発表ミックスやオルタナティヴ・ヴァージョンを収録。

このディフィニティヴ・エディションに収録されている2枚のDVDには、ベルギーのマンハッタン・クラブで行われたライヴの模様を収録した貴重な未発表映像を始め、オランダのロッテルダム・アリーナや、カナダはトロントのインターナショナル・センター、そして東京の厚生年金会館といった会場で行われたライヴの貴重なパフォーマンス映像や、ファクトリー・レコードがマンチェスターで経営していたクラブ、ハシエンダでBBCが撮影した「Whistle Test」の映像が収録されている。

このボックス・セットの発売に合わせ、今作からシングル・カットされた2枚の12インチ・シングル「The Perfect Kiss」と「Sub-Culture」、そして映画『プリティ・イン・ピンク』のサウンドトラックに提供していた86年のシングル「Shellshock」も、12インチ・シングルとなってリリースされる。
(2/2)

New Order's third LP, Low-life, was, in every way, the artistic equal of their breakout, 1983's Power, Corruption & Lies. The point where the band's fusion of rock and electronics became seamless, it showed the bandmembers having it every way they wanted: heavily sequenced and synthesized, but with bravura work from Bernard Sumner's guitar and Peter Hook's plaintive, melodic bass; filled with hummable pop songs, but still experimental as far as how the productions were achieved. The melodica-led pop song "Love Vigilantes" was the opener, nearly identical as a standout first track to "Age of Consent" from Power, Corruption & Lies. Next was "The Perfect Kiss," one of the first major New Order singles to appear on an album. (The band being newly signed to Warner Bros. in the United States, it made perfect sense to include such a sublime piece of dance-pop on the LP.) Even as more and more synth-heavy groups like Eurythmics and Pet Shop Boys began approaching New Order's expertise with the proper care of electronics in pop music, the band still sounded like none other. "This Time of Night" and "Elegia" evoked the dark, nocturnal mood of the album's title and artwork, but none could call them mopey when they pushed as hard as they did on "Sunrise." Only "Sub-Culture," tucked in at the end, has the feel of a lost opportunity; remixed for a single release, it became much better. But there was no mistaking that New Order had reached a peak, experimenting with their sound and their style, but keeping every moment wrapped in an unmistakable humanness. ~ John Bush