ノルウェーのジャズシーンで今最も注目されている気鋭の歌姫、シーリル・マルメダール・ハウゲとピアニスト、シェーティル・ムーレリッドの二人の新世代が魅せる透明感溢れる初のデュオアルバム。ジャズスタンダードを中心にボニー・レイット、コクトー・ツインズ、ニック・ドレイクのカバーや優れたオリジナルで構成される。ゲストにヒルデグン・オールセット(goat horn, trumpet)、ヘンリエッテ・アイラトセン(flute)が参加。 (C)RS
JMD(2022/11/11)
ノルウェーのジャズシーンで今最も注目されている気鋭の歌姫、シーリル・マルメダール・ハウゲとピアニスト、シェーティル・ムーレリッドの二人の新世代が魅せる透明感溢れる初のデュオアルバム。
ジャズスタンダードを中心にボニー・レイット、コクトー・ツインズ、ニック・ドレイクのカバーや優れたオリジナルで構成される。ゲストにヒルデグン・オールセット(goat horn, trumpet)、ヘンリエッテ・アイラトセン(flute)が参加。
2018年、シーリル・マルメダール・ハウゲ(vocal)は、日本デビューとなった初の国内盤作品『ラスト・シングス』(BLUE GLEAM)で、「ジャズ批評」誌のヴォーカル部門にて銀賞を受賞し、同年に開催された来日ツアーも相まって日本でも一躍注目された。このアルバムはノルウェーのトップギタリストの一人で、ECMでも活躍するヤコブ・ヤングとのデュオにより、シーリルがまだ20代半ばの2017年に録音された。
その5年後、ノルウェー科学技術大学のジャズ科で同期だったシェーティル・ムーレリッド(piano)との今作が誕生した。次世代を担うシーリルの柔らかく透明感溢れるシルキーヴォイスは更に表現力を増し、今作では様々なヴァリエーションを聴かせる。特筆すべきは、共に次世代を担うシェーティルの高い作曲能力だ。「For You I'll Do Anything」、そして唯一のノルウェー語曲「カンシェ・イ・モーゲン」では、その非凡な才能が垣間見える。また、オスロでの録音も素晴らしく、北欧の持つ静寂な空気感とデュオならではの素晴らしい息遣いを見事に伝えている。
発売・販売元 提供資料(2022/11/10)