豊かな表現力が歌の世界でも見事に開花した1枚
『ドライブ・マイ・カー』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、女優として活躍著しい三浦透子。有元キイチ、小田朋美、YeYe、butajiといった異なるカラーの楽曲、うち3曲は本人が出演しないドラマのタイアップにもかかわらず、鮮烈な印象を残した彼女は歌の世界でも七種七様の主人公を演じる。名は体を表すように、透き通った歌声で儚なげながらも芯の強い女性を演じる(1)、ノスタルジーな世界観の中で、言葉を重ねれば重ねる程にはっきりと浮かび上がる貴方への想いが琴線に触れる(2)等、才能を存分に発揮した1枚。 (C)名古屋パルコ店:塚元 雄太
タワーレコード(2022/12/23)
2020年5月にリリースしたにファーストミニアルバム『ASTERISK』以来、約2年半ぶりの三浦透子セカンドミニアルバム『点描』。
これまでに配信リリースした
「通過点」(テレビ東京ドラマ「うきわー友達以上、不倫未満ー」EDテーマ)
「私は貴方」
「intersolid」(テレビ東京系ドラマ『何かおかしい』主題歌)
「点灯」(テレビ朝日ドラマ『六本木クラス』挿入歌)
「風になれ」(映画『そばかす』主題歌)
ほか全7曲を収録。
YeYe、有元キイチ、小田朋美、butaji、塩塚モエカほか作家陣による楽曲ほか、三浦透子が初めて作詞を手がけた楽曲も含まれており、三浦透子の"声"の表現力がさらに魅力を増した珠玉のミニアルバムに仕上がっている。
発売・販売元 提供資料(2022/11/07)
YeYeやbutajiらが楽曲提供したセカンド・ミニ・アルバム。「ドライブ・マイ・カー」「エルピス」などで抜群の存在感を放ってきた彼女だが、本作での〈声〉も喧騒を寄せつけない聖域のような魅力を帯びている。タイトルの復唱だけで惹き込まれる"私は貴方"のほか、美しく不穏なストリングスに乗せて歌ったり、孤独の末に掴んだ温かみを想像させたり、表現者としての才を遺憾なく発揮。"漂流"では初の作詞を手掛けた。
bounce (C)田山雄士
タワーレコード(vol.469(2022年12月25日発行号)掲載)