ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番、第5番「春」、第10番

清新なアプローチによる発見と感動、新たなソナタ全集へ始動!

「…今回の和樹、泰子のデュオには、なんとも新鮮で清潔、初々しくて、作品が聴く人の耳に直接訴えてくる美しさがある(中略)今までの演奏では気がつかなかった、ハッとするような清楚な音の美しさが現れる。初々しい音楽へのアプローチにより、いろいろな発見を、いくつかの瞬間で感じることになった」
レコード・プロデューサー 井阪紘(ブックレットより)

ウィーン・フィルの名手ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクが、森泰子をパートナーに迎え、新たなベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集への一歩を踏み出しました!

●ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク(ヴァイオリン)
6歳よりヴァイオリンを始める。1989年にモーツァルテウム国立音楽大学でルッジェーロ・リッチに師事、1998年に最優秀の成績で修了(芸術学修士)。同年ウィーン市立音楽大学で少年音楽コンクール1位、ウィーン・フィルハーモニカー特別賞(1993年)、パブロ・デ・サラサーテ国際コンクール(同年)4位受賞(最年少)。リッチ国際コンクール(1995年)1位受賞、タデウス・ヴロインスキー ソロ・ヴァイオリン国際コンクール(1997年)1位受賞等。またヴァイオリンの弦の開発も手がけており、トマスチック・インフェルドと契約を結び、1999年にインフェルド・ヴァイオリンの名称で商品化された。2001年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。2004年よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の正団員として活動する一方、室内楽の演奏活動、ソリストとしても活躍。2018年にはリッカルド・ムーティとルッジェーロ・リッチの100周年記念演奏会でパガニーニの協奏曲第4番を共演、フィルハーモニア・エテルナと十束尚宏氏の指揮でロージャのヴァイオリン協奏曲を日本初演。同年より協議会会長として国立歌劇場管弦楽団を代表。
1998年にモーツァルテウム国立音楽大学(クリスタ・リヒター・シュタイナー勲章)およびオーストリア連邦省より叙勲された。使用楽器はM. SchwalbとD. Bague。弓はT. M. Gerbeth。1977年生まれ。

●森泰子(ピアノ)
4歳でピアノを始め、スズキメソードの鈴木祐子氏、安田正昭氏に師事。イギリスの高校留学時にロイヤル音楽アカデミー(RAM)のピアノマスタークラスを受ける。慶応義塾大学経済学部に進学後、演奏活動をはじめる。卒業後はボストンコンサルティンググループで働く傍ら、室内楽の演奏会、チャリティー公演などに出演。特に、チェリスト堤剛氏、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のW・和樹・ヘーデンボルク氏とのトリオは好評を博した。最近では日本オーストリア友好150周年記念「音楽のある展覧会」への出演ほか、和樹・ヘーデンボルク氏とのデュオで、東京や神戸、福島県相馬市で演奏会を開催。現在は大手デベロッパー企業で勤務する傍ら、ウララ・ササキ氏に師事している。
カメラータ・トウキョウ