フォーマット |
CD |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年12月09日 |
---|---|
規格品番 |
HEC-008 |
レーベル |
|
SKU |
4526180629276 |
現代。凄まじい情報量と速度感の中、不感症になりつつも、この荒地のような時代に「生の実感」に救いを求める、燃えるような渇き。ラフでタフ、録音からメンバーの手によって制作された剥き出しのオルタナ・ギターロック。DYGLの最新アルバム『Thirst』は、原点回帰して、レコーディングからミックスまでメンバー自身の手で試行錯誤しながらも、自分たちが、「今本当に聴きたい」音楽を志向して制作された。90年代のDinosaur Jr.をはじめとするオルタナギターロックから現代のエモ・ラップに至るまで、もがきながらも今の自分たちを焼き付けているようなスケッチ感・ドキュメント性。本作はコロナ禍において、制作された2021年作『A Daze In A Haze』と連作的な位置付けでありながら、圧倒的によりワイルドで、エモーショナルな推進力を孕んでいる。メンバーとも親交深く、今やヒップホップ界隈で話題の油絵師であるSRTMが手がけたアルバムジャケットからは、混沌としたグラデーションの色使いの中にも、どこか蠢きながら共存する異物性/生命力を感じさせる。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:46:57
-
傑作から1年余りで第4作目が到着。聴感的には非常に風通しが良く、開かれた雰囲気のあった前作と比較すると、サム41を彷彿とさせるような陽性さもある"Under My Skin"はあれど、幻想的なアルぺジオが貫かれる"I Wish I Could Feel"をはじめ、ドリーミーでメランコリックなムードが印象的。それでいて、ギラついた轟音ギターをかき鳴らす"Dazzlin"や、抑圧や渇きを爆発させたような"Phosphorescent"といった直情的な楽曲もあり、より自身のルーツに立ち返った雰囲気もあるのは、レコーディング~ミックスまでをメンバーみずからで手掛けたことが大きいのかも。瑞々しいサウンドスケープに潜む電子音が示唆的な"The Philosophy of the Earth"も良曲で、聴きどころばかり!
bounce (C)山口哲生タワーレコード (vol.468(2022年11月25日発行号)掲載)
欲しいものリストに追加
コレクションに追加
サマリー/統計情報
