Marvin The Album

紅一点Angie Hartの可憐なヴォーカルとアコースティックでポップなサウンドでグランジ・ロック花盛りだった当時のロック・シーンでカラフルな存在感を放っていた、オーストラリアはメルボルンのオルタナティヴ・ロック・バンド、FRENTE! 。
今年発売30周年を迎える彼らのデビュー・アルバムにしてブレイク作『MARVIN THE ALBUM』が待望の初アナログ化!!

1991年オーストラリアはメルボルンで結成されたオルタナティヴ・ロック・バンド、FRENTE!。紅一点Angie Hartの可憐なヴォーカルとアコースティックでポップなサウンドでグランジ・ロック花盛りだった当時のロック・シーンでカラフルな存在感を放っていた彼らのデビュー・アルバムが1992年発表の『MARVIN THE ALBUM』だ。バンドとDaniel Denholm、Michael Koppelmanがプロデュースを手掛けた本作は、オーストラリアのアルバム・チャートで5位を記録し、プラチナ・アルバムに認定された。またニュージーランドでもアルバム・チャートの4位、アメリカではビルボード誌のHeatSeekersチャートで1位を獲得している。

アルバムからは「Ordinary Angels」や「Accidentally Kelly Street」そして「Labour Of Love」などのヒットが生まれ、FRENTE!は1993年、オーストラリアのグラミー賞にあたるARIS賞でBreakthrough Artist賞をアルバムとシングルの両部門で受賞した他、Best Cover ArtとBest Videoにもノミネートされた。

その記念すべきデビュー・アルバムであり、バンドにとってのブレイク作でもある『MARVIN THE ALBUM』が発売30周年を記念して初めてアナログLPで発売となる。2014年リマスター音源を使用した本作には、上記のヒットを収録したオリジナル・アルバムの楽曲に加え、インターナショナル版にのみ収録されたニュー・オーダーのカヴァー曲「Bizzare Love Triangle」が追加収録されている。

1997年末に解散を発表したFRENTE!だが、2014年頃からヴォーカルのAngie HartとSimon AustinがFRENTE!の名でライヴ活動を行っている。デビュー・アルバムから発売30周年を迎える今年もアナログの発売タイミングでオーストラリアでのショウを発表。地元メルボルンでの公演は早くもソールド・アウトとなっている。

Marvin the Album is one of those recordings that cannot be fully absorbed on the first or second listen. But after several listens, one starts to realize just how strong this abstract pop-folk-rock release is. With a quirky and waifish vocal style along the lines of Suzanne Vega, lead singer Angie Hart can take a bit of getting used to. Her singing is definitely an acquired taste, but it's a taste well worth it. The more one listens to Frente!'s strange acoustic cover of New Order's "Bizarre Love Triangle," as well as subtle originals like "Explode," "Pretty Friend," and "Lonely," the more one realizes how expressive and appealing she is. Guitarist Simon Austin, meanwhile, handles most of the vocals on "See/Believe," which sounds like a bizarre cross between jazz and Bob Dylan. Frente! isn't a band that stresses the obvious, and the Australians use subtlety and understatement to great advantage on this striking date. ~ Alex Henderson